新規事業を作る方法！オープンイノベーションの在り方

「オープンイノベーション」という言葉をよく耳にするようになりました。新規事業に携わる方であれば非常によく聞く言葉かと思います。従来、オープンイノベーションは大きく3種類に分類されると言われてきました。

・大企業 × 大企業

・大企業 × 産学官

・大企業 × ベンチャー中小企業

それぞれに特徴がありますが、ここ数年で、新たに第４のオープンイノベーションの形として「大企業×スタートアップ」のオープンイノベーションが広く認知・活用され始め、大企業にとっては新規事業創出のきっかけとなる新しい連携モデルとして、スタートアップにとっては大企業の経営資源にアクセスし、自社サービスを成長・加速させるモデルとして国内外でも注目されています。

それぞれに特徴がありますが、ここ数年で、新たに第４のオープンイノベーションの形として「大企業 × スタートアップ」のオープンイノベーションが広く認知・活用され始め、大企業にとっては新規事業創出のきっかけとなる新しい連携モデルとして、スタートアップにとっては大企業の経営資源にアクセスし、自社サービスを成長・加速させるモデルとして国内外でも注目されています。特に欧米では、多くの大企業がスタートアップとの連携に力を入れており、協業・出資・M&Aが盛んに行われています。中でも有名なのはディズニーアクセラレータープログラムではないでしょうか。ディズニーが保有する経営リソース（キャラクターやストーリー、3Dモデリング技術など）をスタートアップへ解放し、ディズニーは世界中からスタートアップを公募し、その中から選抜した10社を採択する。その10社は10数週間の実証実験の中で、ディズニーの経営リソースを使い自社サービスを成長させるために試行錯誤する。その結果、もともと数千人しかいなかったスタートアップサービスのユーザーが10数週間後には何万、何十万ユーザーと成長することが見込めます。ディズニーとしてはその後本格的な事業提携や出資等に繋げることが可能となります。ディズニー以外でもこのような座組みで国外では多くの大企業がスタートアップとの連携をうまく活かしてイノベーションを起こしています。

過去70件以上の大企業とスタートアップのオープンイノベーションであるcrewwコラボを開催しており、200件以上のマッチングを実現してきました。大企業は自社の持つ魅力的な経営資源をスタートアップへ解放し、スタートアップは経営資源を最大限有効活用し大企業とともに自社サービスを成長・加速させます。特に今までインターネットに馴染みの薄かった大企業はスタートアップとの距離がもっとも遠いと思われていましたが、実は１番相性が良いという事もわかりました。

森永製菓は「おいしく、たのしく、すこやかに」「世界の子どもたちに価値と感動を」のビジョン・ミッションのもと、事業領域の拡大を目指しています。その一環としてcrewwコラボを通じ、知育アプリのエキスパートであるスタートアップ「キッズスター」と共同で、キョロちゃんを活用したアプリを開発しました。子供に馴染み深いキョロちゃんを利用することで想像力、好奇心、観察力、思考力を育み、新たな価値を創造します。

SKETはトップクリエイターによる資料作成代行サービスを提供しています。宅ふぁいる便はビジネスシーンでの利用者が圧倒的に多いサービスです。そこで、プレミアム会員向けサービスとして、資料を送る前にスマホで撮って送るだけで、最短30分、1000円から資料の作成を行う協業が実現しました。それによって宅ふぁいる便の利用者の「資料を送付する前にブラッシュアップしたい」というニーズに応えることが出来るようになりました。同時に、SKETは絶妙なタイミングで多くの人々に自社サービスを利用してもらう場を獲得しました。

見守りんは、TV電話による高齢者の見守りサービスを提供しています。開業50周年を迎えた大京グループは、これまで培ってきたマンション事業の豊富なノウハウを活かし、高齢者向け住居を10年以内に60棟の拡充していきます。その第1号に見守りんのサービスが導入され協業が実現しました。本サービスは各部屋に設置する専用テレビモニターを利用します。資格を持ち、メンタルケアの実績があるカウンセラーが、毎週決まった時間に見守りTVコールをするというものてす。大京は、これにより居住者との強固なコンタクトポイントを獲得しました。