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スタートアップインタビュー・crewwコラボ体験談・レポート

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—「ブライダル×映画」異業種を結びつけた、共通のビジョン— “感動を届ける”新規事業「T&G Films」【後編】

パシフィックボイス ビジネスプランニングマネージャー 大橋哲也
テイクアンドギヴ・ニーズ 新規事業開発部長 岩田能

—現場と本部が満場一致で可決。
“感動を届ける”新規事業、始動—“感動を届ける”新規事業「T&G Films」【後編】

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大橋哲也氏

―― 企画をブラッシュアップする段階で、苦労した点はありますか?
大橋:企画を通す段階では、あまり苦労がありませんでした。というのも、弊社が一方的に企画を売り込む形ではなく、テイクアンドギヴ・ニーズさんと一緒にビジネスプランを作ることができたからです。

小さな企業が大きな企業とコラボレーションするのは簡単なことではありません。大企業同士の場合は経営陣の合意でビジネスが始まることも少なくないと聞きますが、規模の小さな会社はお問い合わせフォームからアプローチをすることもあります。その場合、企画部署にプランが届く前に頓挫してしまうことも少なくないのです。

しかし、今回のコラボレーションでは事業開発を手がける部署とピンポイントでつながれた上に、経営指標を一から一緒に作っていただきました。最初から全国展開を行うなど、大変スムーズな取引だったと思います。

―― もともと全国展開する予定で協業を決めたのでしょうか?
岩田:少なくともゴールは遠くに置かなければ、両者共に関わるスタッフが白熱しないだろうとは思っていました。しかし、最初は勿論実験的にスタートして徐々に展開していく予定でした。

ただ、全国の店舗にニーズのヒアリングを行ったところ、「チャレンジしたい」という声が多く聞かれました。一般的に本部の意向で新規事業が始まると、現場のスタッフ達が不満を抱くケースも少なくありません。ただ、今回のケースはCrewwコラボの最初から、過程を社内にオープンにしていたので徐々に興味が集まり巻き込みが機能したのだと思います。

―― 現場の評判も良かったんですね。お客様の反応はいかかでしょうか?
岩田:ランダムでアンケート調査を行っていますが、9割以上のお客様から高評価をいただいています。「映画を観ることに特化した設備を持つ映画館での鑑賞と比較してどうか」という敢えてネガティブな問いに対しても圧倒的にポジティブな回答をいただけており、リピーターも徐々に増えてきています。まだまだ小さい市場ですが、このコラボレーションが持つポテンシャルの高さを感じています。

—忙しい毎日に、映画を通じて“非日常体験”を届けたい

―― お客様の多くは、もともと短編映画が好きな方でしょうか?
大橋:事業を立ち上げた当初はそうでしたが、現在は短編映画のファンか否かを問わず、多様な年代の方にお越しいただいているようです。

岩田:全国なので地域によって驚くほど刺さるポイントの違いが見えてきていますが、足を運んでくださるお客様は、共通して“非日常体験”を求めています。平日仕事が終わった後に、チャペルでシャンパンを飲みながら映画を観る。これって、ちょっとした贅沢であり、忙しい毎日から少しだけ解放される時間です。

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―― まだまだ未開拓の市場なので、これからの展開が楽しみです。最後に、今後の展望を教えていただけますか?
大橋:様々なジャンルの短編映画を、より多くの世代に届けていきたいです。短編映画は種類が豊富なので、ロマンス作品を恋人とチャペルで観たり、アニメーション作品を家族とバンケットで楽しむなど、作品と観る場所の組み合わせによって楽しみ方が変わります。ただ映画館で観るよりも、結婚式場で観るからこそ非日常の思い出深い体験になることもあるでしょう。

岩田:短編映画は徐々にお客様の心をつかみ始めています。さらにそれを映画館以外の場所で楽しめるとなれば、映画体験そのものが変わってくる。課題は多いですが、これから長く愛され続ける文化を一緒につくっていければと思います。

 
T&G Films:https://www.tgn.co.jp/tandgfilms/
パシフィックボイス: http://shortshorts.org/ 
テイクアンドギヴ・ニーズ:http://www.tgn.co.jp/
 
ライター:オバラミツフミ
 
前編はコチラ
 
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—「ブライダル×映画」異業種を結びつけた、共通のビジョン— “感動を届ける”新規事業「T&G Films」【前編】

パシフィックボイスビジネス プランニングマネージャー 大橋哲也
テイクアンドギヴ・ニーズ 新規事業開発部長 岩田能

俳優の別所哲也が代表を務める「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」を運営する株式会社パシフィックボイス。日本ではまだマイナーな短編映画を普及させるパイオニアとして注目を集めている。

そんな同社が“未体験の映画体験”をつくるパートナーとして選んだのが、結婚式をトータルプロデュースする株式会社テイクアンドギヴ・ニーズだ。両社は、格式高い迎賓館で上質な短編映画を楽しむ“非日常体験”をプロデュースし、映画史に新たな文化を醸成しようと奮闘している。「異業種のコラボが実現した理由は共通のビジョンがあったからです」と語るパシフィックボイスビジネスプランニングマネージャー・大橋哲也氏、テイクアンドギヴ・ニーズ新規事業開発部長・岩田能氏に協業に至るまでの道のりと今後の展望を伺った。

協業はリソースの補完に終わらない。共通のビジョンがあるからこそ実現する

―― まずは、パシフィックボイスの事業内容について教えていただけますでしょうか。
大橋哲也(以下、大橋):「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」の企画運営を始め、ショートフィルム(短編映画)を切り口にしたビジネス全般を展開しています。ショートショート フィルムフェスティバル & アジアとは、米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優の別所哲也が立ち上げた国際短編映画祭です。毎年9,000本ほどの短編映画がエントリーするアジア最大級の短編映画祭になっています。また、米国アカデミー賞公認映画祭として認定されており、グランプリを獲得すると翌年のアカデミー賞のノミネート作品の候補になります。

映画祭は文化事業なので、映画祭自体で収益をあげることを目的に開催しているわけではありません。映画祭に応募してくださった映画監督とのつながりを活かし、企業のブランドムービーや地方自治体のプロモーションムービーを制作しています。また世界各国の映画監督からショートフィルムのライセンスを調達し、ビデオオンデマンドサービス・企業のオウンドメディア・催事イベント等にショートフィルムの配給を行っています。こちらが、主な収益事業です。

―― 競合他社と比較し、パシフィックボイスが持つ強みを教えてください。
大橋:映像制作上の強みは、ストーリーを表現することに長けていることでしょうか。近年、広告代理店がブランドムービーをつくる事例が増えています。非常にクオリティが高い作品が多くありますが、広告代理店さんの作品は「機能を訴求すること」に長けているのが特徴です。一方、私たちは映画監督をアサインするため、より映画に近い形で、ブランドメッセージを伝えつつもエンターテイメントとして楽しめる作品をアウトプットすることができます。制作したブランドムービーを映画祭で上映するなど、動画広告として運用するだけではなく、コンテンツとして配信できるのも競合他社との違いです。

―― 今回、「crewwコラボ」に応募していただいた背景を教えていただけますか?
大橋:オンライン上で短編映画を配信する機会は多いのですが、オフラインで短編映画を観てもらえる場所が非常に少ないことが弊社の課題でした。自社で短編映画専門の映画館「ブリリア ショートショート シアター」を運営しているのですが、いつでもショートフィルムを観られるリアルな場所が、日本にはほとんどないのです。
配給先を探していたところ、crewwコラボにてテイクアンドギヴ・ニーズさんと出会いました。結婚式場には高精細なプロジェクターとスクリーンが既にあり、なおかつスタッフの皆様はホスピタリティに溢れています。結婚式場の課題は、結婚式があまり行われない平日の非稼動時間の活用だとお伺いし、まさにぴったりの組み合わせだと感じました

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岩田能氏

岩田能(以下、岩田):お互いに持っていないリソースを補完しあえる関係だったので、理屈上はタッグを組まない理由は見当たりませんでした。しかし、補完した先の化学反応が見えないと、ただのつまらない足し算になってしまい仕事が面白くありません。お互いに「本当は何がしたかったんだっけ」に何度も戻ることで「感動を生めるか」を課題にセットすることが出来、温度をズラさずにスムーズに協業を進めることが出来たと思っています。私たちの事業は、感動をプロデュースすること。結婚式場を提供するのは、あくまで手段にすぎません。

パシフィックボイスさんは、映画を通じて人の「ココロを動かす」ことをビジョンに掲げています。お互いの世界観を崩さずにビジネスができること。それは財務諸表には表れない、割と重要な要素だと思います。

また、今回のコラボレーションにあたり作品を幾つか拝見しましたが、間違いなく結婚式場にフィットすると確信しました。この直感したフィット感は、社内調整、またその後のマーケティングにもいろんな形でじわじわと効いてきます。短編映画の多くは、大衆向けに作られたものではありません。監督が作りたい世界観を形にしているので、芸術的でとても上品です。上質な作品を上質な空間で楽しむ時間は、きっと感動を生むだろうと。
 

T&G Films:https://www.tgn.co.jp/tandgfilms/
パシフィックボイス: http://shortshorts.org/ 
テイクアンドギヴ・ニーズ:http://www.tgn.co.jp/
 
ライター:オバラミツフミ
 
後編はコチラ
 
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潜在ニーズにシナジーをかけられるか?「フーモア×あいおいニッセイ同和」異業種コラボの実現【後編】

株式会社フーモア 漫画事業部マネージャー 白壁和彦
株式会社フーモア 制作マネージャー 井本洋平
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 宮崎健太朗

漫画でインナーコミュニケーションを強化する“想定外”のオープンイノベーション

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宮崎健太朗氏

―― では、当初描いていた事業とは違う協業が実現しているということですね?
宮崎:はい。当社としてオープンイノベーションプログラムに挑戦するのは初めての試みだったので、最終的なゴールは描きつつお互いの意思疎通を行っていくと、「まずは社内のインナーコミュニケーションに効果があるのではないか」との結論に至りました。

保険は商品や業務が複雑で、慣れるまでには時間がかかります。文面だけでは理解に苦しむところを、漫画を利用することで解決できるのではないかと考えました。ここで実績が出れば顧客向けのプロモーションにも効果を発揮できると考え、効果測定も兼ねた取り組みから始めています。

―― 大手企業とベンチャー企業は組織文化が異なるため、意思疎通が難しい場面も少なくないのではないかと思います。こうした方向転換を生んだ具体的なきっかけがあったのでしょうか?
白壁:協業するにあたり、大手企業さんは自社の課題を掲げています。もちろんその課題を解決し成功に導くことが使命ですが、協業の可能性はそれだけに止まりません。弊社の場合はIR情報等もチェックし、事前に提供できるリソースを明確にした上で複数の提案ができるよう準備しています。そうすると、見えていなかったニーズとシナジーを生むことがあるんです。

宮崎:今回のインナーコミュニケーション強化の取り組みは、まさにそうしたフーモアさんの姿勢によって生まれました。

―― 実際に今回の取り組みは効果を発揮しているのでしょうか?
宮崎:当初は「本当に漫画でコミュニケーションが円滑になるのか」という思いもありましたが、漫画で制作した社内向けのマニュアルは好評です。たとえば社内風土を変革しようとしたときに、文面だけのメッセージや宣言するだけでは伝わりきらなかった部分が浸透しやすくなりました。

以来、社内で新たな取り組みをする際に「漫画で作ろう」と声が上がるようになり、数字では測れない部分で効果を発揮していると感じます。

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井本:もともと漫画の持つコミュニケーションの力には絶対的な自信を持っていました。例えば、バナー広告に漫画をつかうことでクリック率が改善されたり、WEBコンテンツに漫画を使うことで、離脱率や滞在時間を改善できるといった数値でも計測をしています。

今回は、ビジュアルによる「興味喚起」とストーリーによる「疑似体験」の力をインナーコミュニケーションで活用することができました。

成約率向上よりも大切なこと。「後悔のない世界」を目指す異業種コラボのゴールとは?

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―― 今後は今回の実績をもとに、もともと描いていた顧客向けのプロモーションへと踏み込んでいくのでしょうか?
宮崎:保険商品は複雑で、すべてを漫画で説明することは難しいので、ニーズ喚起を目的にしたサービスを展開していければと思っています。

白壁:一番最初にご提案したときのゴールは、「保険に入っておけばよかった」という後悔がない世の中にすることでした。保険の成約率はもちろんですが、あいおいニッセイ同和さんの描く世界観の実現に向け動き出したところです。

宮崎:弊社のみならず、世の中一般が抱えている課題を解決したいと考えています。事故が起こった後に保険の重要性を理解するのでは遅い。悲しい想いをする前に保険というサービスの有用性を知ってもらうには、漫画が大きな効果を発揮するのではないでしょうか。サービスを売るだけではなく、世の中に保険の大切さを知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。

―― 両社ともに初めてのオープンイノベーションだとお伺いしました。最後に、これまでの経験を通じて得た教訓を教えていただけますか?
白壁:一般的にベンチャーは意思決定が早く、大手は遅い印象をみなさんお持ちだと思います。しかし、実はそうではないんです。スピード感は同じでも、組織の規模に比例してかける労力や必要なステップが大きくなっているだけ。そうしたイメージとのギャップは少なからずあるので、お互いの意思疎通、状況把握を怠らないのは大切だと思いました。

宮崎:スタートアップは、世の中の動きや日々変化するビジネスのトレンドに敏感です。私自身、さまざまなスタートアップとお話しさせていただいていますが、非常に勉強になります。企業の規模は関係なく、お互いに学ばせていただいている認識を持つのは重要です。

井本:スタートアップが大手さんとコラボする場合、自社のサービスに自信を持っていることが絶対の成功条件です。しっかりと有用性をアピールし、柔軟に対応することを心がけていればおのずと成功するのではないでしょうか。今回あいおいニッセイ同和さんとのコラボがそうであったように、当初の目的とは違う部分で横展開できることもあります。まずは小さく試し、形にして、小さな信頼を積み重ねていくことが大切だと思います。

whomor [フーモア]:https://whomor.com/
あいおいニッセイ同和損保:http://www.aioinissaydowa.co.jp/

ライター:オバラミツフミ

 
―― 前編の記事はこちら
 

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OPEN INNOVATIONコンソーシアム、始動。Creww・ビザスク・リンカーズの三社が仕掛ける新たな試み

Creww株式会社 取締役 水野智之


自社の有する経営資源や技術に頼るだけではなく、社外と連携することにより技術やノウハウ、アイデアを共有し、革新的なビジネスやサービスを共創していく「オープンイノベーション」。この市場を創ってきたパイオニアであるCrewwは、大企業が持つアセットとスタートアップの持つエッジの効いたアイデアを組み合わせることで新規事業を創出し、国内に大企業×スタートアップのイノベーションを生んできた。

同社と同じくオープンイノベーションを手がけるビザスク、リンカーズが協業し「OPEN INNOVATIONコンソーシアム」を2017年6月30日に創立し、話題を集めている。Creww取締役・水野智之氏は、「領域が異なる3社だからこそ実現できることがある。オープンイノベーション市場を創り上げた一人として責任を果たしたい」と語る。立ち上げの背景や、今後の展望について話を伺った。

「オープンイノベーション=マッチングではない」コンソーシアム立ち上げの裏にある想い

―― まずはCrewwが取り組んできたオープンイノベーションの概要をお聞かせいただけますでしょうか?
水野智之(以下、水野):Crewwは「オープンイノベーション」という概念が日本で認知されていない頃から「crewwコラボ」として大企業とスタートアップの取り組みを支援してきました。資金調達以外の手段でスタートアップが飛躍的に成長できる方法を考えた結果、大手企業が持つアセットとベンチャー企業の持つアイデアを組み合わせることだと考え、環境を整えながら事業を展開するうちに「オープンイノベーション」の概念も徐々に浸透してきたと思います。過去Crewwのプログラムに参加していただいた企業は100社を超えました。今年で5期目を迎え、ようやくマーケットになってきたところです。

―― そして今回、「OPEN INNOVATIONコンソーシアム(以下、コンソーシアム)」を立ち上げられました。その背景には、より広くマーケットを拡大しようという意図があるのでしょうか。
水野:もちろんそうした意図もありますが、Crewwの売上を伸ばすというよりは市場を正しく認知してもらいたいのが大きな理由です。マーケットが拡大するにつれ、「オープンイノベーション」がさまざまな意味合いで捉えられてしまうようになりました。

従来からCrewwが提供する「crewwコラボ」は、企業が持つリソースを組み合わせることによってイノベーションを起こすことをゴールに掲げています。スタートアップは飛躍的な成長を遂げ、大手企業は新規事業を創出することが目的です。しかしながら、現在は「オープンイノベーション=マッチング」と捉えているプレーヤーが非常に多い。実利を生み出さなければただの異業種交流会と変わらず、本末転倒になってしまいます。

―― 市場が成長したことによって生じた「オープンイノベーション」の歪んだ意味に対し、本来の意味をしっかりと伝え直そうということですね。
水野:「オープンイノベーション=マッチング」の認知が広がると、日本にとっては大きな損失になります。プレーヤー全員が高いクオリティで機会を提供できなければ、成功体験を得ないままオープンイノベーションに挑戦することをやめてしまう企業が増えてしまうからです。海外では協業によって実利を生むビジネスモデルが主流になっています。「市場を創ってきた第一人者としての責任を果たそう」との想いから、コンソーシアムを立ち上げました。

領域が異なる3社で協業。目的は“正しい認知”と“日本への貢献”

―― 立ち上げにあたり、ビザスクとリンカーズの2社と協業した意図を教えていただけますか?
水野:大上段にあるのは、「市場を正しく認知してもらう」という想いが一致しているからです。売上を上げるよりも前に、日本の企業にとって価値を提供できるかどうかが重要です。2社ともに同じビジョンを描けていたことが協業の決め手になりましたね。

また、海外と日本ではオープンイノベーションの目的も手段も異なるため、日本企業に合った形でサービスを展開できるパートナーとして2社に協業していただきました。日本はこれまで0から1を創出するビジネスモデルで世界をリードしてきた国。しかし、現在は外資系企業の下請けになっていたり、と、既存事業から脱却できないケースが増えています。Crewwはスタートアップと大企業をつなぐ架け橋であり、ビザスクさんが展開するスポットコンサルは人を提供することでサービスの成長を加速させます。リンカーズさんは中小企業に特化したビジネスモデルです。目的は同じであっても、異なる3つのサービスを提供できれば多様なニーズに応えることができるのもコンソーシアムならではのメリットといえます。

―― 3社は競合他社としても捉えられそうですが、意見が食い違うことはないのでしょうか?
水野:目的が同じなので、特に問題が起こることはありません。Crewwに来た依頼であっても、ビザスクさんやリンカーズさんが得意とする領域であれば積極的に紹介しています。もちろん逆のパターンも然りです。

その際は情報を渡すだけではなく、しっかり依頼者のニーズを汲み取った上で最善のアプローチができるよう尽力しています。概念を正しく認知してもらい、お互いにとって、ひいては日本にとってより良いビジネスを生み出していくことが目的なので、その軸だけはブラさないよう徹底していますね。

―― 今後はコンソーシアムの運営側にも企業を募るのでしょうか?
水野:Crewwだけでは解決できない問題も今後出てくると思うので、想いを共有できる企業さんであればパートナーになっていただきたいです。これまで汲み取れなかったニーズを汲み取ることで国内におけるオープンイノベーションをより加速していければと思っています。

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コミュニティを創り出し、オープンイノベーションのプラットフォームへ

―― Crewwがこれまでに行ってきた事業がコンソーシアムに活きた機会はありましたか?
水野:コンソーシアムは設立間もないため、まだ実際に事業は動いていません。ただ、Crewwが培ってきたネットワークは確実に活きてくると思います。たとえば、過去のお客様に事例の紹介をしていただく予定です。

大手企業とスタートアップでは文化が全く異なるため、どうしても摩擦が生まれてしまうことがあります。経験があるからこそ分かる、想定トラブルを「crewwコラボ」を行った企業の方々に経験をシェアしていただくのです。「crewwコラボ」に参加してくださった方はCrewwの掲げるビジョンに共感していただいているため、たとえメリットがなくても健全なマーケットの育成に貢献しようと尽力してくださる。こうした関係が積み重なることで、現在は一種のコミュニティが形成されつつあります。

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―― それこそがまさにコンソーシアムを設立した目的でもあるわけですね?
水野:おっしゃる通りです。コンソーシアムは長期的な視点で運営をしていきますが、ある程度形になればCrewwが運営サイドにいなくてもいいのではないかと考えています。

オープンイノベーションに関する一定の理解やノウハウが蓄積されていけば、組織自体は縮小しても、解散してもいい。形にはこだわらず目的にコミットできるのが我々ベンチャーの強みかもしれません。

―― 今後よりサービスを充実させるための施策などはすでに検討されていますか?
水野:現在はホームページにてお問い合わせをいただき、コンソーシアムに期待することやご相談をヒアリングしている段階です。そうして蓄積した知見を反映させながら、今後は双方向でコミュニケーションが取れるプラットフォームにしていこうと考えています。

また、イベント、ミートアップ、勉強会などは積極的に行なっていく予定です。複数社が集まるコンソーシアムだからこそ提供できるコンテンツがあると思っています。それと今後コンソーシアムの運営に携わる会社が増えていくので、各社のサービスを連携させて一つの大きなオープンイノベーションに関するサービスの提供も、構想の一つとして考えています。

 
OPEN INNOVATIONコンソーシアム:https://creww.me/ja/open-innovation-consortium
 
ライター:オバラミツフミ
 

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潜在ニーズにシナジーをかけられるか?「フーモア×あいおいニッセイ同和」異業種コラボの実現【前編】

株式会社フーモア 漫画事業部マネージャー 白壁和彦
株式会社フーモア 制作マネージャー 井本洋平
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 宮崎健太朗

日本独自の文化である「漫画」を主軸にビジネスを展開するフーモア。設立から5年目のスタートアップながら大手企業をクライアントに持つなど、コンテンツ制作を武器に快進撃を続けている。

そんな同社が「crewwコラボ」を通じて協業したのが、全くの異業種である、あいおいニッセイ同和損保だ。当初思い描いていたコラボから軸足を変えつつ、相互のリソースを掛け合わせることに成功した両社。大企業×スタートアップの異業種コラボが実現した背景をフーモア漫画事業部マネージャー白壁和彦氏、制作マネージャー・井本洋平、あいおいニッセイ同和損保・宮崎健太朗氏に聞いた。

「保険×漫画制作」異業種のコラボが実現した理由

―― まずは、フーモアの事業内容について教えていただけますでしょうか。
白壁和彦(以下、白壁):弊社は「クリエイティブで世界中に感動を」をビジョンに掲げ、イラスト制作や漫画制作を行う会社です。イラストレーターや漫画家などのクリエイターネットワークを擁し、弊社がディレクションすることで企業に最適な内容とクリエイターをご提案しています。最終的には、漫画で世界中に感動を届けることを目指しております。

―― 競合他社と比較し、フーモアが持つ強みを教えてください。
白壁:外部におよそ6,000名のイラストレーター、400名の漫画家の大きなネットワークを持ちながら、自社の社員もイラストレーターや漫画家が半数を占めるところでしょうか。案件をやりとりする際、言葉や会話だけは最終的なアウトプットをイメージしづらく、クライアント様からすると良い悪いの判断が難しい。しかし弊社は自社に作家が在籍しているため、依頼内容を提案時からビジュアルで表現し、早期段階からイメージを共有することができます。

―― クリエイターが社内に多数在籍していることで、スムーズなやりとりができるということですね。

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(左より)白壁和彦氏、井本洋平氏

井本洋平(以下、井本):クラウドソーシングのように、弊社ネットワークの外部クリエイターに依頼することもありますが、時には緊急の依頼をいただく場合もあります。仮にそうした事態が発生しても、社内にクリエイターを抱えておりディレクション時間を短縮できるため、問題なく対応することができます。また、中には指名いただくようなクリエイターもおり、抜群の制作力を持っているのでコンテンツのクオリティの高さも大きな強みです。

―― 今回、「crewwコラボ」に応募していただいた背景を教えていただけますか?
白壁:コンテンツ制作に強みを持ちつつも、次のステップとして制作の先にある「届けること」にも注力したいと考えていました。これまでにも実績があった漫画でのプロモーション事業に、より力を入れていこうというのが応募の理由です。今回はあいおいニッセイ同和損保(以下、あいおいニッセイ同和)さんとプロモーション漫画を掛け合わせることで、商材が複雑で重要性や魅力を伝えきるのが難しい保険という分野に「新たなコミュニケーションの在り方」を創れるのではと思い、コラボをさせていただきました。

―― 協業までの経緯を教えていただけますか?
宮崎健太朗(以下、宮崎):既存の事業に新たなエッセンスを加えたいと考えており、「crewwコラボ」を利用させていただきました。これまで着手したことのない領域との協業を目指すにあたり、漫画はうってつけだと感じたんです。言わずもがな、漫画は日本独自の文化なので、プロモーションに絶大な効果があるだろうと思いました。

―― すでに漫画を用いたプロモーションは始まっているのでしょうか?
宮崎:いえ、現在は新入社員など社内向けの研修資料を漫画でデザインするところから始めています。

 

 

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CMJと連携した「OurPhoto」。協業から生まれたシナジー(後編)

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
パーソナルライフマーケティング部
パーソラルライフマーケティング課
齋藤克佳

―― ユーザーの拡大はもちろん、フォトグラファーの獲得も必須ですよね。何か独自のマーケティングをされているのでしょうか?
平野:これまでマーケティングに一切費用を割いていないので、オーガニック検索で獲得した流入がほとんどです。もしくは、ユーザーもフォトグラファーも、口コミでサービスを知っていただいています。また、これまで伸びは緩やかでしたが、今年に入り前年比10倍のペースでユーザーが増加しています。「crewwコラボ」(crewwの提供するスタートアップ企業と大企業が新しい市場価値を創造するオープンイノベーションプログラム)を通じて今年2月にCMJさんとの協業が決まったのが最大の要因です。

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―― CMJはどのような施策で「OurPhoto」のサービス拡大を支えているのでしょうか。
斎藤(以下、斎藤):キヤノンの新製品発表会で「OurPhoto」のサービス紹介をお話ししたり、直近では「OurPhoto」を利用して撮影した写真を無料のフォトブックにしてプレゼントする「1000人体験キャンペーン」を行いました。弊社も積極的にPRの場を設けて認知拡大をしているところです。7月からはフォトグラファーの登録会を全国で開催しています。場所は弊社の会議室を利用していただいており、一緒に何ができるのかを検討しながら、お互いの資産を活用しています。

―― CMJが事業会社に出資する機会はそう多くないですよね?
斎藤:そうですね。普通、大企業は「事業を一緒に育てる」というよりは「シナジーを生めるか」が協業のポイントになります。また、意思決定のスピードが早いとは決していえないため、話を通すのは簡単ではありません。総じてベンチャー企業との協業は難しい場合がほとんどです。しかしながら、「OurPhoto」のビジネスモデルは弊社のビジネスモデルと非常に親和性が高い。弊社も新しい取り組みを推進する機運が高まっているところだったので、今回はスムーズに提携が進みました。

平野:仮に他の企業とパートナーシップを組めたとしても、CMJさんより親和性が高い企業は少ないと思います。私も以前は大企業に勤めていたので分かるのですが、やはりスタートアップと大企業の協業はとても難しい。CMJさんがなかなか踏み込みづらい下流のサービスを弊社は提供しているため、相互に大きなメリットを提供し合えたのがポイントになりました。

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斎藤:親和性が高い分、「OurPhoto」のサービス拡大が弊社の売り上げにも直結します。なので、より近い目線で戦略を考えられるんです。ただ出資をして終わるのではなく、自社のサービスを成長させる視点で経営に参画できるのも、今後「OurPhoto」の成長を加速させる要因になると思います。

―― 今後はどのような展開を検討されているのでしょうか。
斎藤:1年以内にサービスの依頼件数を10倍に伸ばしたいです。現状の進捗からかんがえると、それ以上にビジネスが拡大する可能性があると思っています。

平野:シェアリングの領域が増加しているので、シェアリング自体の需要が増えてきています。写真撮影に関しても同じことが言えます。まだまだ解決しなければならない「不」のニーズは山積みです。時代にマッチしていない部分を改善していくことで、今後さらなる需要が望めると思っています。

まずは全国にフォトグラフファーを配置して、低価格帯から高価格帯まで幅広いニーズに対応できる仕組みを構築して行く予定です。シェアリングサービスの多くは海外から日本に輸入されたものですが、日本から海外に進出して、ビジネスモデルを海外に輸出していきたいとも考えています。
(了)

 
OurPhoto [アワーフォト]:https://our-photo.co/
ライター:オバラミツフミ
 
―― 前編の記事はこちら

 
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CMJと連携した「OurPhoto」。協業から生まれたシナジー(前編)

Our Photo株式会社 代表取締役 平野歩

「家族の思い出を、美しい写真に残したい」。そう思う方も少なくないだろう。しかしながら、プロのカメラマンに撮影を依頼するのはまだまだ敷居が高い。高い費用を要する上に、かしこまった服装で写真館に足を運ぶのが一般的だ。写真館では似たような背景、同じようなポージングで撮影するのが通例。日常にある思い出を写真に残すことはできない。そんな不満を解決するサービスが「OurPhoto(アワーフォト)」だ。

「OurPhoto」はプロ、もしくはそれに準ずる技術を持ったカメラマンと、写真を撮ってもらいたい依頼者をつなぐプラットフォーム。相場の半額以下の価格で依頼できる上に、フォトグラファーが撮影現場に足を運んでくれる。今年の2月には「crewwコラボ」を通じてキヤノンマーケティングジャパン(以下、CMJ)との協業が決定し、サービス拡大に向け邁進中だ。今後の世界進出に向け「もっと気軽に写真が撮れる世界を創りたい」と話す平野歩代表と、「OurPhoto」と協業して市場拡大を狙うCMJの齋藤氏にお話を伺った。

「プロに撮ってもらう」をよりカジュアルに

―― まずは、起業したきっかけについてお伺いしてもよろしいでしょうか。
平野歩(以下、平野):もともと、私は大手印刷会社に勤務していました。主に写真撮影の仕事に従事していたのですが、写真を一枚撮影するコストは低くなっているのに、撮影にかかる費用は安くならない業界構造に疑問を感じていたのが起業のきっかけです。現状、一般の人がプロのフォトグラファーに撮影依頼をすることはほとんどなく、写真館に足を運ぶのが通例。「もっと気軽にクオリティの高い写真が撮れたらいいのに」と思い「OurPhoto」を創業しました。

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―― 「OurPhoto」はどのようなビジネスモデルになっているんですか?
平野:「OurPhoto」はフォトグラファーと写真を撮ってほしい依頼者をつなぐプラットフォームです。フォトグラファーはプロから、それに準ずる技術を持ったセミプロやアマチュアまで全国に400名程が登録しています。フォトグラファーによって異なりますが、最低価格は6千円。業界の相場がおよそ3万円なので、幅広い層の方々に様々なシーンで利用していただいています。

―― たとえばどのようなシーンで利用されていますか?
平野:カジュアルなシーンで一例を挙げると、家族のちょっとしたイベントごとや結婚記念に写真を撮ってほしいという依頼が多いです。また、女子会にフォトグラファーが呼ばれるといったこともあります。フォーマルな場であれば、七五三や成人式での撮影などでもご利用いただいていますね。これまでは記念日だけに需要があった「プロに写真を撮ってもらう」というサービスが、日に日に身近な存在になっているのを感じています。

「OurPhoto」が選ばれる理由

―― 競合他社も少なくないと思いますが、「OurPhoto」が選ばれる理由はどこにあるのでしょうか?
平野:第一に依頼の気軽さです。価格が安く、ウェブサイトから気軽に撮影依頼ができるため、よりカジュアルなシーンで利用することができます。たとえば、離れて暮らすおじいちゃんやおばあちゃんと食事に行く機会や、花見や紅葉など季節毎のアクティビティーでも利用可能です。写真スタジオではできなかった“日常の思い出を美しい写真に残す”ことができるのも選ばれる理由だと思っています。

また「OurPhoto」のユニークな点は、様々なバックグラウンドを持ったフォトグラファーが所属していることでしょうか。普段は会社員をされている方が「週末フォトグラファー」として活動されていたり、本業がモデルの方もいます。同じ共通点を持つ人であれば撮影前の緊張も和らぎますし、モデルの方に撮影を頼めばポージングを教わることもできるんです。

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―― 依頼者がフォトグラファーを選べるのは大きな利点ですね。
平野:おっしゃる通りです。フォトグラファーは人によって得意な撮影方法が異なりますし、値段も違います。用途に応じて数多くのフォトグラファーから好みによって選べる上に、過去の撮影実績によってスコアがつけられています。シーンによって自由に選べるのは、ユーザーにとって非常に大きなメリットになっていると思います。

―― 撮影依頼者はもちろん、フォトグラファーの活躍の場も広がりそうです。
平野:起業した背景に「フォトグラファーの活躍する場を増やしたい」という思いもありました。カメラが好きで、プロ並みのスキルを持つ方は大勢います。とはいえ、フォトグラファーとして生計を立てるには、独立して専業フォトグラファーにならなければいけない場合がほとんど。つまり、「綺麗な写真を撮ってほしい」「独立とまではいかずとも、写真で収入を得たい」という2つのニーズが満たされていませんでした。依頼者だけではなく、フォトグラファー側からサービス認知を促せるのも「OurPhoto」の強みです。
 
OurPhoto [アワーフォト]:https://our-photo.co/
ライター:オバラミツフミ
 
―― 後編の記事はこちら
 
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株式会社ドウシシャ

アナタのサービス、きっと「モノ」にします!

2017年3月13日にエントリー開始された株式会社ドウシシャアクセラレーター2017では「アナタのサービス、きっと「モノ」にします!」を募集テーマに掲げ、ドウシシャの商品との連携や、アプリやウェブサービスで得た消費者データをカタチにした「モノ」、画像・音声認識技術、機械学習を組み込んだ「モノ」、今までにない「新しい価値やサービス」を持つモノを広く募集しました。
第2回目のcrewwコラボ実施となったドウシシャと、今回のプログラムでWINNERに選出されたワークシフト・ソリューションズ株式会社、株式会社キッズスター、株式会社フーモア、株式会社フューチャースタンダード、株式会社ペットボードヘルスケアの声を紹介いたします。

株式会社ドウシシャ

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけはなんですか?またその中でCrewwのオープンイノベーションプログラム(crewwコラボ)を採用したのはなぜですか?
一度crewwコラボを実施して成果を感じた経緯があるため、2回目の開催となる今回もcrewwコラボを採用させていただきました。
前回オープンイノベーションによる新規事業創出を目的としたプログラムに取組んだ際、私たちとスタートアップ企業だけで協議を進めていくのではなく、Crewwの方々に協業が成立するよう、間に入って進めていただいたので、自社だけでは実現する事が難しい新規事業の「芽」を社内で複数作ることに成功しました。しかしながら、新規事業を生み出すことの難しさも同時に実感したため、前回の経験や反省点も踏まえつつ、今回は弊社の別ドメインにおける新規事業創出を目指します!

—今回の「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?
各分野で突出した技術やサービスを展開しているスタートアップ企業が日本にはたくさんあることを改めて感じ、スピード感を持ちながら事業に取り組んでいらっしゃる姿勢に感銘を受けました。ライフサイクルが早い時代への対応策として、オープンイノベーションによる取り組みが今後企業を成長させていく上で必要不可欠であることを再認識出来た点と、今回のプロジェクトを通じて弊社の中堅若手メンバーがスタートアップ企業から刺激を受け、オープンイノベーションによる取り組みを経験できることが、今後弊社内の変化に繋がっていくのではないか、と感じています。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を開催するに至る過程で、良かった点、大変だった点(例えば社内への周知や調整、承認を得るなど)があれば教えてください。
オープンイノベーションによる取り組みは、弊社内においても新しい取り組みとなるため、プログラムを実施する前に社内において共通認識を浸透させることが改めて大切だと感じました。また、プログラムを実施する上では責任者、実務担当者等、それぞれに違う視点から意見を出し合い、様々な側面から創り上げていくことの重要性を感じています。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
crewwコラボの進行上において良かった点は、Crewwの方々にスタートアップ企業と弊社の間に入って頂くことで、弊社だけでは気づくことが出来なかった中長期の視点や、過去の成功事例を知る事が出来た点です。
逆に大変だった点は、スタートアップ企業と弊社では取り巻く環境や目指すべき目的が異なるので、如何にお互いの最大公約数となる共通解を導き出すかを考えることや、弊社内において共通認識をプロジェクトメンバーに浸透させることが、非常に難しかったです。
ただし、オープンイノベーションプログラムの取り組みは、文化の異なるスタートアップ企業と弊社がお互いに意見交換をして新規事業創り上げていくプログラムのため、プロジェクトメンバーにとっては魅力的な提案であっても、弊社の概念に置き換えて単純に判断するとNGとなる可能性のある提案を、どのような切り口に変えれば経営層の承認を得ることができるのか、また、どのようにしたら実際に協業に至るのかを考察するフローが一番大変でもあり、楽しくもありました。

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DOSHISHA ACCELERATOR 2017

 

WINNERに選出された、ワークシフト・ソリューションズ株式会社

—事業、サービスの紹介をお願いします。
インターネットを通じて、世界152か国、約5万人の海外に住む優秀な人材に仕事の依頼ができるサービスを展開しています。弊社は仕事を依頼したい「クライアント」と業務を請けたい「フリーランサー」のマッチングをサポートするプラットフォームを運営しています。多くの自治体、学校法人、大企業様からご利用頂いており、日経新聞を始め、多くのメディアで取り上げられています。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
元々、弊社は、5万人以上のフリーランサーや、クラウドソーシング・プラットフォームを有効活用したいと考えておりました。
その活用方法を検討する中で、crewwコミュニティのWebページにてドウシシャ様が「継続的なアイディア創出の仕組みづくり」に関心をお持ちであることを拝見し、応募に踏み切りました。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
誰でも簡単に自分のアイデアを世の中に発信することができ、それら優れたアイデアが実際に商品化される世界を実現したいと考えています。このような世界を実現するためにも、ドウシシャ様のブランド力、商品企画・開発力、並びに売り場でのディスプレイが必要不可欠だと思いました。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
提案の初期段階から興味を示して頂き、スムーズに連絡やミーティングを行うことができたので弊社としては大変満足しています。また、実際にドウシシャ様のオフィスにお伺いし、大企業が持つリソースをご説明いただくことができたのは大変良かったです。今後プログラムを進行させていく過程を考えると、ドウシシャ様の経営企画部の方がお考えになっている方向性と、実際の現場の方が考えていらっしゃる方向性を、いかにスムーズに進めていくかが課題になってくるのではないか、と感じています。

ワークシフト・ソリューションズ株式会社のcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社キッズスター

—事業、サービスの紹介をお願いします。
弊社は、「子どもの夢中を育てます」をコンセプトに、間もなく200万DLを達成する
体験アプリ「なりきり!!ごっこランド」等の知育アプリの開発や、普段の遊びとデジタルを融合した体験型アトラクションを展開しています。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
弊社の強みである「ファミリー」「ユーザー」「ソフト」と、ドウシシャ様の強みである「ハード」「商流」の相性により、新しい価値を創出できるのではないかと考えたからです。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
まずは、弊社の強みである「ソフト」「既存ユーザー」とドウシシャ様のリソースを掛け合わせることで新しい価値を創出することです。市場にぶつけて実証実験することで、商品化までもっていきたいです。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
良かった点としては、ドウシシャ様のご担当者様が弊社プロダクトのユーザーであったため、サービスに対する理解があった点があげられます。事業内容や、座組の目線合わせがとてもスムーズに進みました。大変だった点は特にありませんでしたが強いてあげるとすれば双方が色々な可能性があるなかで、どこを落とし所にしてプレゼンへ持っていくか悩みました。

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株式会社キッズスターのcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社フーモア

—事業、サービスの紹介をお願いします。
イラスト制作や、マンガを活用したプロモーション支援、漫画アプリ、ドラマアプリの企画・制作・運営を行っています。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
今回の募集ページに、ドウシシャ様が全国4,800社30万店舗という販売店へのネットワークを保有されており、また、有名ライセンスを活用した生活関連商品の開発力に長けていらっしゃるということを拝見し、弊社が得意とする、キャラクター制作力と組み合わせることで、IPの創出、関連グッズ制作、販売チャネルの確保、ライセンスビジネスへの参入まで一気通貫で実施できるのではないかと考えたためです。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
ドウシシャ様の販売店へのパイプ、商品開発力と弊社の得意とするキャラクター制作力と組み合わせることで、IPの創出・育成、キャラクタービジネスを展開したいと考えています。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
ドウシシャの担当者の方々は、ベンチャーから提案を待つというスタンスではなく、私たちスタートアップ企業と共に練った企画を「自分たちの企画」として経営層に提案するスタンスで対応いただけたことがとてもよかったと感じています。
実は、crewwコラボで弊社を採択いただくのは今回で3回目なのですが、やはり、直接何度かお会いして密に会話出来た企業様は、課題の設定および解決策がより完成度の高いものになると感じています。

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株式会社フーモアのcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社フューチャースタンダード

—事業、サービスの紹介をお願いします。
私たちの手掛けるSCORERは、カメラや映像に関する最新技術をブロックのように組み合わせ、「安く・早く・簡単」に映像解析システムを開発できるプラットフォームです。
カメラ映像入力、ネットワーク、AI含む映像解析アルゴリズム、そして可視化・通知の部分まで、それぞれの機能をモジュールとして用意しているため、人数カウントシステムや、顔認証を使った入退室管理デバイスなど、スピーディーに導入まで行うことができます。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
弊社はこれまでB2C向けに対するマーケティングや量産力がなかったことからB2B向けのソリューションをメインで提供していました。今回の「ドウシシャアクセラレーター2017」にエントリーすることで、家電から生活雑貨まで非常に幅広い製品ラインナップを持つドウシシャ様と協業することができれば、B2C向けの製品を作り出せるのではないかと考え、応募しました。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
まずは、ドウシシャ様がすでに扱っていらっしゃるカメラ製品に弊社サービスSCORERを組み込むことを目指します。また、この取り組みがうまくいけば、将来的には、ドウシシャ様の幅広い生活における商品群と、弊社のサービスを組み合わせることで、単なる製品にとどまることなく、「サービス提供型の家電製品」等の共同展開が実現出来る可能性があります。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
ドウシシャ様は様々なリソースをお持ちのため、すべてのリソースを横断的に把握することが最初は大変でしたが、アイデア次第では私たちの保有するサービスと非常に高い親和性があると感じ、それを実現するために両社で色々と協議を重ねることがとてもワクワクするプロセスでした。

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株式会社フューチャースタンダードのcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社ペットボードヘルスケア

—事業、サービスの紹介をお願いします。
ペットの困りごとを解決するスマートペットヘルスケアサービス「ハチたま」を運営しています。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
私たちは、IoTサービスの開発を進めており、ハードウェア開発をリソースの豊富な大手企業様と連携したかったため、今回「ドウシシャアクセラレーター2017」へエントリーしました。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
ハードウェアの開発、販路の実現(国内、海外)、製品企画力、販売ルートといった自社単体ではなかなか解決できない多くの部分をドウシシャ様は保有されており、魅力を感じていました。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
これからがスタートなので良い形になればと期待しています。

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株式会社ペットボードヘルスケアのcrewwページ

 
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KOBE OPEN ACCELERATOR|中西金属工業株式会社

神戸オープンアクセラレーター

神戸市では、地元関西の優良企業とスタートアップ企業の連携による新規事業創出を促進するため、2016年8月に「神戸市オープンイノベーション促進補助金」を設立し、神戸市を基盤とした地元の企業とスタートアップ企業の連携を目指す取り組みとして、「KOBE OPEN ACCELERATOR」を2017年1月23日より開始しました。地元企業として、株式会社ケイ・オプティコム、生活協同組合コープこうべ、中西金属工業株式会社、都商事ホールディングス、株式会社りそな銀行の5社が今回の取り組みに参加し、パートナーに選定されたスタートアップ企業と約半年間の協議を重ね、ついに協業プロジェクトの概要が決定しました。
1924年の創業以来、社会の著しい変化に柔軟に対応しながら産業の発展のため地道な生産活動を続けており、ベアリング・リテーナーをはじめ、自動車生産ラインをはじめとする各種生産ラインのシステムに対応するコンベア、住環境をより快適にするサッシ等住宅部品の3事業部を核にメカトロ化を推進して展開している中西金属工業株式会社の担当者と、この度パートナーに選定された、株式会社エフマイナー、株式会社Secualの声をご紹介します。

 

中西金属工業株式会社

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけはなんですか?
企業としての今後の成長性を考えた際に、既存事業だけではなく、新たな分野を開拓して行くことが重要だと考えていました。KOBE OPEN ACCELERATORを通じて、私たちにない視点や技術力を持ち合わせるスタートアップ企業と新規ビジネスを共創することで事業の拡大を進めていこうと考え今回のプログラムに参加しました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?
スタートアップ企業の方々と協議していく中で、私たちが持ち合わせない視点に新たな発見を覚えると共に、スピード感を持ってビジネスを展開されている姿勢がとてもよい刺激となりました。

—KOBE OPEN ACCELERATORを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
弊社においては、代表がオープンイノベーションによる新規ビジネスの創出を推進しているため、スムーズに今回のプログラムに参加することができました。
一方で、社内に対しては、新たな分野での初めての取り組みとなるため、趣旨を理解してもらうのには少々時間がかかりました。
また、弊社にエントリー頂いたスタートアップ企業の中で、弊社の提供できるアセットにリーチ可能な企業を見つけることは大変でしたが、協業する工程の中で、現在弊社事業部で抱えている課題点のヒアリングにより、課題を解決できる可能性のある協業案が固まったことについては非常によかったと感じています。

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中西金属工業株式会社

 

WINNERに選出された、株式会社エフマイナー

事業内容・サービス紹介
360度/VRコンテンツの制作編集のクラウドソフト3D Stylee、及びビジネス用のVRグラスの開発を手掛けています。スマホからでもかんたんに操作することができ、VRアクションを直感的に制作編集することが可能です。現在、不動産事業や観光分野(地方向け)での利用が拡大中です。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
以前より、地方自治体と何か取り組みをしたいと考えていたため、今回の神戸市を中心としたKOBE OPEN ACCELERATORにとても魅力を感じました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
現段階においては、まだもう少し協業内容に関する具体案の検討が固まっていないため、少し不安に感じる点もありますが、今後協議を重ねることで、双方にとって魅力的な新規事業の共創が出来れば、と考えています。
私たち、スタートアップ企業としては開催企業のアセットとして必要なものが何か、というよりも、最も重要なことは開催企業側のコミットメントや熱意だと思っています!
私たちと一緒に新規ビジネスを創出したい!と強く感じていただけていることが、crewwコラボを通じてとてもよく分かり、うれしくもありましたが、エントリーする前にもっとわかることが出来れば、大手企業様の保有されている資金や顧客基盤など、どのようなアセットも、私たちスタートアップ企業にとって、もっと魅力的に映るのではないかな、と今回の協業を実際に体験して感じました。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
良かった点は、crewwに開催企業との間に入ってもらうことでどんどん前に進むようファシリテートしていただいた点です。一方で、大変だと感じた点は、まったく違う2社が協業を前提に取り組んでいくので、仕事の進め方の違いや、企業文化の違いを感じたことでしょうか。

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3D Styleeのcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社Secual

事業内容・サービス紹介
Secual(セキュアル)は、スマートホームセキュリティ領域で唯一無二のユニークな仕組みで、防犯・防災・見守りサービスを展開するスタートアップ企業です。防犯サービスは窓やドアの開閉、衝撃を検知し、大音量のブザーで威嚇するとともに、お手持ちのスマホに即座に通知が届くサービスです。Secualの機器は配線不要で簡単に設置でき、賃貸住宅暮らしの方・引越しが多い方といった、これまでホームセキュリティを利用できなかった方でも、気軽に導入することができます。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
大手企業とのコラボレーションはもちろんですが、スタートアップ支援に積極的な神戸市が中心のプログラムであった点に魅力を感じ応募しました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
自社サービスで活用しているコア技術(センシング、センシングデータ解析、リアルタイム通知機能等)を防犯・防災・見守り領域の様々な商材に応用し、自分たちではアプローチしきれない領域に対して大手企業様の持つ、営業/販売チャネルの活用、要素技術の活用、資金面でサポートいただくことにより、事業の幅を広げることです。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
良い点は、大手企業様も本プログラムに参加するにあたり、皆様の感じていらっしゃる課題に対して、本気で「変えたい」という思いを持って熱心に取り組まれていることが分かった点です。逆に大変だと感じた点は、これまでにないビジネスを協力して1から作り上げるプログラムのため、仕方ない部分はありますが、ノーアイデアからスタートするケースが見受けられたり、目指す方向性が定まっていないなどのケースがあるので、思ったよりも実現内容に落とし込むまでに時間がかかる点が大変でした。

 

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株式会社Secualのcrewwページ

 
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KOBE OPEN ACCELERATOR|株式会社都商事ホールディングス

神戸オープンアクセラレーター

神戸市では、地元関西の優良企業とスタートアップ企業の連携による新規事業創出を促進するため、2016年8月に「神戸市オープンイノベーション促進補助金」を設立し、神戸市を基盤とした地元の企業とスタートアップ企業の連携を目指す取り組みとして、「KOBE OPEN ACCELERATOR」を2017年1月23日より開始しました。地元企業として、株式会社ケイ・オプティコム、生活協同組合コープこうべ、中西金属工業株式会社、都商事ホールディングス、株式会社りそな銀行の5社が今回の取り組みに参加し、パートナーに選定されたスタートアップ企業と約半年間の協議を重ね、ついに協業プロジェクトの概要が決定しました。
神戸三宮を中心に、特装車製造、不動産関連事業、アクセサリー等の物販事業など、多彩なサービスを展開している株式会社都商事ホールディングスのご担当者と、この度パートナーに選定された、株式会社NOMAL、株式会社O:(オー)の声をご紹介します。

 

株式会社都商事ホールディングス

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけは?
神戸市よりKOBE OPEN ACCELERATORプログラムをご紹介いただきました。
このようなオープンイノベーションによる新規ビジネス創出のプログラムに参加することにより、色々な技術やアイデアを持ち合わせるスタートアップ企業の皆様と出会い新たな分野での事業につながるのではないか、と考えたためです。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?

スタートアップという言葉が、社内でよくわからないものから「新しいビジネスを興そうとしている人・組織」という認識に変化し、自分たちと無縁の存在ではなく、「ビジネスパートナーになり得る可能性のある企業」として理解され大変うれしく思っています。また、スタートアップ企業の皆様のスピード感を持ってビジネスに取り組んでいらっしゃる姿を拝見し、とても刺激になりました。

—KOBE OPEN ACCELERATORを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
社内において、「スタートアップ企業とは?」という社内周知に一番時間を要しました。また、複数の担当者でブラッシュアップを行ったため、会社としての立ち位置、認識を揃えるのには時間を要しました。しかしながら、こんなに様々なアイデアや技術を有するスタートアップ企業が日本にたくさん存在することに驚き、よい刺激となりました。

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株式会社都商事ホールディングス

 

WINNERに選出された、株式会社O:

事業内容・サービス紹介
O:は体内時計を可視化できる腕時計型デバイスと、そのユーザーに対してCBT-I(不眠の認知行動療法)を基にした体内時計コーチングアプリを国立研究開発法人と共同開発しています。不眠、睡眠リズム、時差ボケ、体内時計の乱れに起因する心身不調の改善・予防をセルフケアによって実現できる社会をつくるため、これらサービスを非医療機器としてメンタルヘルス管理、労災防止用B2Bサービスとして展開していき、不眠者を減らしていくことを目指しています。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
弊社サービスと相性が良さそうな企業様の多くが、今回のKOBE OPEN ACCELERATORプログラムに登録していたため応募しました。また、企業だけでなく神戸市とも連携できるという点が、より社会的に大きなインパクトを与えることが出来ると感じたので、とても魅力的でした

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
大手企業とのコラボにより、お互い各社の良いところをかけ合わせることで、より高価値なサービスを展開することです。今回コラボさせていただく都商事さんが先行実施されているヘルスケア事業は既に多くの顧客を抱えていることもあり、また関西圏での信用度も高い企業様であることから、今回のサービスを共同で制作するという目的だけにとどまらず、その後も継続して協業させていただきたいと考えています。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
私たちの企業は東京に拠点を置いていることから、東京と神戸の物理的な距離により、頻繁に直接会う機会を作ることが出来なかったことが残念でした。今後はもっと頻繁に対面で会う機会を作っていきたいと考えています。

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株式会社O:のcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社NOMAL

事業内容・サービス紹介
「自分の人生に期待できる人を増やす」をビジョンに掲げ、200社以上での採用・組織コンサルティング、メンタルケアサービスの提供、首都圏の大学を中心としたキャリア支援を行なっています。弊社の代表サービス、Reme(リミー)は、企業と個人向けに、オンラインでのメンタルケアやカウンセラーに匿名で相談できるサービスを提供しており、同時に月間10万人以上が訪問するメンタルヘルスのウェブメディアも運営しています。カウンセラーは、臨床心理士やソーシャルワーカー、キャリアコンサルタントと幅広く、失恋や性格に関する悩み、将来のキャリアに至るまで幅広い悩みに応じています。今後は、botなどを活用した予防サービスも提供予定です。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
Reme(リミー)は、すでに約40社の企業様に導入いただいておりますが、クライアントではなく協業パートナーという立場から、Reme(リミー)の提供価値をさらに高めていきたいという考えが背景としてありました。また、事業をブラッシュアップしたり、プレゼンをして終わるのではなく、Reme(リミー)に共感してくれた企業様との協業の中で、新たな価値を生み出す機会を持つことが出来る点も魅力に感じて応募しました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
Reme(リミー)をオンライン相談プラットフォームとして捉えれば、メンタルヘルスに限らず、幅広い相談ニーズに対応できる可能性があると考えています。そこで本プログラムを通じて、仮説として持っていたアイデアを具現化し、ブラッシュアップしていきたいという思いがありました。そのため、Reme(リミー)への共感と、「まずはやってみよう」とフットワークの軽い文化を持つ企業とのコラボを希望していました。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。

実際にお会いしながら意見交換等をすることができたので、実証実験の方向性や展望等での認識を合わせながらお話を進められたことが非常に良かったと考えています。まだ神戸での発表を終えた段階でもありますので、私たちから見ると、皆様には大変協力していただき、ご尽力いただくことが出来ましたので、現段階において大変だった点は特にないと思えるくらいです。実証実験がこれから始まるので、大変なことはこれから色々と出てくるかもしれないですね(笑

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株式会社NOMAL
 

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