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株式会社ドウシシャ

アナタのサービス、きっと「モノ」にします!

2017年3月13日にエントリー開始された株式会社ドウシシャアクセラレーター2017では「アナタのサービス、きっと「モノ」にします!」を募集テーマに掲げ、ドウシシャの商品との連携や、アプリやウェブサービスで得た消費者データをカタチにした「モノ」、画像・音声認識技術、機械学習を組み込んだ「モノ」、今までにない「新しい価値やサービス」を持つモノを広く募集しました。
第2回目のcrewwコラボ実施となったドウシシャと、今回のプログラムでWINNERに選出されたワークシフト・ソリューションズ株式会社、株式会社キッズスター、株式会社フーモア、株式会社フューチャースタンダード、株式会社ペットボードヘルスケアの声を紹介いたします。

株式会社ドウシシャ

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけはなんですか?またその中でCrewwのオープンイノベーションプログラム(crewwコラボ)を採用したのはなぜですか?
一度crewwコラボを実施して成果を感じた経緯があるため、2回目の開催となる今回もcrewwコラボを採用させていただきました。
前回オープンイノベーションによる新規事業創出を目的としたプログラムに取組んだ際、私たちとスタートアップ企業だけで協議を進めていくのではなく、Crewwの方々に協業が成立するよう、間に入って進めていただいたので、自社だけでは実現する事が難しい新規事業の「芽」を社内で複数作ることに成功しました。しかしながら、新規事業を生み出すことの難しさも同時に実感したため、前回の経験や反省点も踏まえつつ、今回は弊社の別ドメインにおける新規事業創出を目指します!

—今回の「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?
各分野で突出した技術やサービスを展開しているスタートアップ企業が日本にはたくさんあることを改めて感じ、スピード感を持ちながら事業に取り組んでいらっしゃる姿勢に感銘を受けました。ライフサイクルが早い時代への対応策として、オープンイノベーションによる取り組みが今後企業を成長させていく上で必要不可欠であることを再認識出来た点と、今回のプロジェクトを通じて弊社の中堅若手メンバーがスタートアップ企業から刺激を受け、オープンイノベーションによる取り組みを経験できることが、今後弊社内の変化に繋がっていくのではないか、と感じています。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を開催するに至る過程で、良かった点、大変だった点(例えば社内への周知や調整、承認を得るなど)があれば教えてください。
オープンイノベーションによる取り組みは、弊社内においても新しい取り組みとなるため、プログラムを実施する前に社内において共通認識を浸透させることが改めて大切だと感じました。また、プログラムを実施する上では責任者、実務担当者等、それぞれに違う視点から意見を出し合い、様々な側面から創り上げていくことの重要性を感じています。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
crewwコラボの進行上において良かった点は、Crewwの方々にスタートアップ企業と弊社の間に入って頂くことで、弊社だけでは気づくことが出来なかった中長期の視点や、過去の成功事例を知る事が出来た点です。
逆に大変だった点は、スタートアップ企業と弊社では取り巻く環境や目指すべき目的が異なるので、如何にお互いの最大公約数となる共通解を導き出すかを考えることや、弊社内において共通認識をプロジェクトメンバーに浸透させることが、非常に難しかったです。
ただし、オープンイノベーションプログラムの取り組みは、文化の異なるスタートアップ企業と弊社がお互いに意見交換をして新規事業創り上げていくプログラムのため、プロジェクトメンバーにとっては魅力的な提案であっても、弊社の概念に置き換えて単純に判断するとNGとなる可能性のある提案を、どのような切り口に変えれば経営層の承認を得ることができるのか、また、どのようにしたら実際に協業に至るのかを考察するフローが一番大変でもあり、楽しくもありました。

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DOSHISHA ACCELERATOR 2017

 

WINNERに選出された、ワークシフト・ソリューションズ株式会社

—事業、サービスの紹介をお願いします。
インターネットを通じて、世界152か国、約5万人の海外に住む優秀な人材に仕事の依頼ができるサービスを展開しています。弊社は仕事を依頼したい「クライアント」と業務を請けたい「フリーランサー」のマッチングをサポートするプラットフォームを運営しています。多くの自治体、学校法人、大企業様からご利用頂いており、日経新聞を始め、多くのメディアで取り上げられています。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
元々、弊社は、5万人以上のフリーランサーや、クラウドソーシング・プラットフォームを有効活用したいと考えておりました。
その活用方法を検討する中で、crewwコミュニティのWebページにてドウシシャ様が「継続的なアイディア創出の仕組みづくり」に関心をお持ちであることを拝見し、応募に踏み切りました。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
誰でも簡単に自分のアイデアを世の中に発信することができ、それら優れたアイデアが実際に商品化される世界を実現したいと考えています。このような世界を実現するためにも、ドウシシャ様のブランド力、商品企画・開発力、並びに売り場でのディスプレイが必要不可欠だと思いました。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
提案の初期段階から興味を示して頂き、スムーズに連絡やミーティングを行うことができたので弊社としては大変満足しています。また、実際にドウシシャ様のオフィスにお伺いし、大企業が持つリソースをご説明いただくことができたのは大変良かったです。今後プログラムを進行させていく過程を考えると、ドウシシャ様の経営企画部の方がお考えになっている方向性と、実際の現場の方が考えていらっしゃる方向性を、いかにスムーズに進めていくかが課題になってくるのではないか、と感じています。

ワークシフト・ソリューションズ株式会社のcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社キッズスター

—事業、サービスの紹介をお願いします。
弊社は、「子どもの夢中を育てます」をコンセプトに、間もなく200万DLを達成する
体験アプリ「なりきり!!ごっこランド」等の知育アプリの開発や、普段の遊びとデジタルを融合した体験型アトラクションを展開しています。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
弊社の強みである「ファミリー」「ユーザー」「ソフト」と、ドウシシャ様の強みである「ハード」「商流」の相性により、新しい価値を創出できるのではないかと考えたからです。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
まずは、弊社の強みである「ソフト」「既存ユーザー」とドウシシャ様のリソースを掛け合わせることで新しい価値を創出することです。市場にぶつけて実証実験することで、商品化までもっていきたいです。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
良かった点としては、ドウシシャ様のご担当者様が弊社プロダクトのユーザーであったため、サービスに対する理解があった点があげられます。事業内容や、座組の目線合わせがとてもスムーズに進みました。大変だった点は特にありませんでしたが強いてあげるとすれば双方が色々な可能性があるなかで、どこを落とし所にしてプレゼンへ持っていくか悩みました。

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株式会社キッズスターのcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社フーモア

—事業、サービスの紹介をお願いします。
イラスト制作や、マンガを活用したプロモーション支援、漫画アプリ、ドラマアプリの企画・制作・運営を行っています。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
今回の募集ページに、ドウシシャ様が全国4,800社30万店舗という販売店へのネットワークを保有されており、また、有名ライセンスを活用した生活関連商品の開発力に長けていらっしゃるということを拝見し、弊社が得意とする、キャラクター制作力と組み合わせることで、IPの創出、関連グッズ制作、販売チャネルの確保、ライセンスビジネスへの参入まで一気通貫で実施できるのではないかと考えたためです。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
ドウシシャ様の販売店へのパイプ、商品開発力と弊社の得意とするキャラクター制作力と組み合わせることで、IPの創出・育成、キャラクタービジネスを展開したいと考えています。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
ドウシシャの担当者の方々は、ベンチャーから提案を待つというスタンスではなく、私たちスタートアップ企業と共に練った企画を「自分たちの企画」として経営層に提案するスタンスで対応いただけたことがとてもよかったと感じています。
実は、crewwコラボで弊社を採択いただくのは今回で3回目なのですが、やはり、直接何度かお会いして密に会話出来た企業様は、課題の設定および解決策がより完成度の高いものになると感じています。

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株式会社フーモアのcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社フューチャースタンダード

—事業、サービスの紹介をお願いします。
私たちの手掛けるSCORERは、カメラや映像に関する最新技術をブロックのように組み合わせ、「安く・早く・簡単」に映像解析システムを開発できるプラットフォームです。
カメラ映像入力、ネットワーク、AI含む映像解析アルゴリズム、そして可視化・通知の部分まで、それぞれの機能をモジュールとして用意しているため、人数カウントシステムや、顔認証を使った入退室管理デバイスなど、スピーディーに導入まで行うことができます。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
弊社はこれまでB2C向けに対するマーケティングや量産力がなかったことからB2B向けのソリューションをメインで提供していました。今回の「ドウシシャアクセラレーター2017」にエントリーすることで、家電から生活雑貨まで非常に幅広い製品ラインナップを持つドウシシャ様と協業することができれば、B2C向けの製品を作り出せるのではないかと考え、応募しました。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
まずは、ドウシシャ様がすでに扱っていらっしゃるカメラ製品に弊社サービスSCORERを組み込むことを目指します。また、この取り組みがうまくいけば、将来的には、ドウシシャ様の幅広い生活における商品群と、弊社のサービスを組み合わせることで、単なる製品にとどまることなく、「サービス提供型の家電製品」等の共同展開が実現出来る可能性があります。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
ドウシシャ様は様々なリソースをお持ちのため、すべてのリソースを横断的に把握することが最初は大変でしたが、アイデア次第では私たちの保有するサービスと非常に高い親和性があると感じ、それを実現するために両社で色々と協議を重ねることがとてもワクワクするプロセスでした。

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株式会社フューチャースタンダードのcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社ペットボードヘルスケア

—事業、サービスの紹介をお願いします。
ペットの困りごとを解決するスマートペットヘルスケアサービス「ハチたま」を運営しています。

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—「ドウシシャアクセラレーター2017」に応募しようと思った決め手はなんですか?
私たちは、IoTサービスの開発を進めており、ハードウェア開発をリソースの豊富な大手企業様と連携したかったため、今回「ドウシシャアクセラレーター2017」へエントリーしました。

—「ドウシシャアクセラレーター2017」を通して実現したいことは何ですか?また実現するために開催企業のどのようなリソースが魅力的だと思われましたか?
ハードウェアの開発、販路の実現(国内、海外)、製品企画力、販売ルートといった自社単体ではなかなか解決できない多くの部分をドウシシャ様は保有されており、魅力を感じていました。

—開催企業とプログラムを進める上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい。
これからがスタートなので良い形になればと期待しています。

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株式会社ペットボードヘルスケアのcrewwページ

 
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KOBE OPEN ACCELERATOR|中西金属工業株式会社

神戸オープンアクセラレーター

神戸市では、地元関西の優良企業とスタートアップ企業の連携による新規事業創出を促進するため、2016年8月に「神戸市オープンイノベーション促進補助金」を設立し、神戸市を基盤とした地元の企業とスタートアップ企業の連携を目指す取り組みとして、「KOBE OPEN ACCELERATOR」を2017年1月23日より開始しました。地元企業として、株式会社ケイ・オプティコム、生活協同組合コープこうべ、中西金属工業株式会社、都商事ホールディングス、株式会社りそな銀行の5社が今回の取り組みに参加し、パートナーに選定されたスタートアップ企業と約半年間の協議を重ね、ついに協業プロジェクトの概要が決定しました。
1924年の創業以来、社会の著しい変化に柔軟に対応しながら産業の発展のため地道な生産活動を続けており、ベアリング・リテーナーをはじめ、自動車生産ラインをはじめとする各種生産ラインのシステムに対応するコンベア、住環境をより快適にするサッシ等住宅部品の3事業部を核にメカトロ化を推進して展開している中西金属工業株式会社の担当者と、この度パートナーに選定された、株式会社エフマイナー、株式会社Secualの声をご紹介します。

 

中西金属工業株式会社

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけはなんですか?
企業としての今後の成長性を考えた際に、既存事業だけではなく、新たな分野を開拓して行くことが重要だと考えていました。KOBE OPEN ACCELERATORを通じて、私たちにない視点や技術力を持ち合わせるスタートアップ企業と新規ビジネスを共創することで事業の拡大を進めていこうと考え今回のプログラムに参加しました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?
スタートアップ企業の方々と協議していく中で、私たちが持ち合わせない視点に新たな発見を覚えると共に、スピード感を持ってビジネスを展開されている姿勢がとてもよい刺激となりました。

—KOBE OPEN ACCELERATORを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
弊社においては、代表がオープンイノベーションによる新規ビジネスの創出を推進しているため、スムーズに今回のプログラムに参加することができました。
一方で、社内に対しては、新たな分野での初めての取り組みとなるため、趣旨を理解してもらうのには少々時間がかかりました。
また、弊社にエントリー頂いたスタートアップ企業の中で、弊社の提供できるアセットにリーチ可能な企業を見つけることは大変でしたが、協業する工程の中で、現在弊社事業部で抱えている課題点のヒアリングにより、課題を解決できる可能性のある協業案が固まったことについては非常によかったと感じています。

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中西金属工業株式会社

 

WINNERに選出された、株式会社エフマイナー

事業内容・サービス紹介
360度/VRコンテンツの制作編集のクラウドソフト3D Stylee、及びビジネス用のVRグラスの開発を手掛けています。スマホからでもかんたんに操作することができ、VRアクションを直感的に制作編集することが可能です。現在、不動産事業や観光分野(地方向け)での利用が拡大中です。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
以前より、地方自治体と何か取り組みをしたいと考えていたため、今回の神戸市を中心としたKOBE OPEN ACCELERATORにとても魅力を感じました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
現段階においては、まだもう少し協業内容に関する具体案の検討が固まっていないため、少し不安に感じる点もありますが、今後協議を重ねることで、双方にとって魅力的な新規事業の共創が出来れば、と考えています。
私たち、スタートアップ企業としては開催企業のアセットとして必要なものが何か、というよりも、最も重要なことは開催企業側のコミットメントや熱意だと思っています!
私たちと一緒に新規ビジネスを創出したい!と強く感じていただけていることが、crewwコラボを通じてとてもよく分かり、うれしくもありましたが、エントリーする前にもっとわかることが出来れば、大手企業様の保有されている資金や顧客基盤など、どのようなアセットも、私たちスタートアップ企業にとって、もっと魅力的に映るのではないかな、と今回の協業を実際に体験して感じました。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
良かった点は、crewwに開催企業との間に入ってもらうことでどんどん前に進むようファシリテートしていただいた点です。一方で、大変だと感じた点は、まったく違う2社が協業を前提に取り組んでいくので、仕事の進め方の違いや、企業文化の違いを感じたことでしょうか。

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3D Styleeのcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社Secual

事業内容・サービス紹介
Secual(セキュアル)は、スマートホームセキュリティ領域で唯一無二のユニークな仕組みで、防犯・防災・見守りサービスを展開するスタートアップ企業です。防犯サービスは窓やドアの開閉、衝撃を検知し、大音量のブザーで威嚇するとともに、お手持ちのスマホに即座に通知が届くサービスです。Secualの機器は配線不要で簡単に設置でき、賃貸住宅暮らしの方・引越しが多い方といった、これまでホームセキュリティを利用できなかった方でも、気軽に導入することができます。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
大手企業とのコラボレーションはもちろんですが、スタートアップ支援に積極的な神戸市が中心のプログラムであった点に魅力を感じ応募しました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
自社サービスで活用しているコア技術(センシング、センシングデータ解析、リアルタイム通知機能等)を防犯・防災・見守り領域の様々な商材に応用し、自分たちではアプローチしきれない領域に対して大手企業様の持つ、営業/販売チャネルの活用、要素技術の活用、資金面でサポートいただくことにより、事業の幅を広げることです。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
良い点は、大手企業様も本プログラムに参加するにあたり、皆様の感じていらっしゃる課題に対して、本気で「変えたい」という思いを持って熱心に取り組まれていることが分かった点です。逆に大変だと感じた点は、これまでにないビジネスを協力して1から作り上げるプログラムのため、仕方ない部分はありますが、ノーアイデアからスタートするケースが見受けられたり、目指す方向性が定まっていないなどのケースがあるので、思ったよりも実現内容に落とし込むまでに時間がかかる点が大変でした。

 

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株式会社Secualのcrewwページ

 
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KOBE OPEN ACCELERATOR|株式会社都商事ホールディングス

神戸オープンアクセラレーター

神戸市では、地元関西の優良企業とスタートアップ企業の連携による新規事業創出を促進するため、2016年8月に「神戸市オープンイノベーション促進補助金」を設立し、神戸市を基盤とした地元の企業とスタートアップ企業の連携を目指す取り組みとして、「KOBE OPEN ACCELERATOR」を2017年1月23日より開始しました。地元企業として、株式会社ケイ・オプティコム、生活協同組合コープこうべ、中西金属工業株式会社、都商事ホールディングス、株式会社りそな銀行の5社が今回の取り組みに参加し、パートナーに選定されたスタートアップ企業と約半年間の協議を重ね、ついに協業プロジェクトの概要が決定しました。
神戸三宮を中心に、特装車製造、不動産関連事業、アクセサリー等の物販事業など、多彩なサービスを展開している株式会社都商事ホールディングスのご担当者と、この度パートナーに選定された、株式会社NOMAL、株式会社O:(オー)の声をご紹介します。

 

株式会社都商事ホールディングス

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけは?
神戸市よりKOBE OPEN ACCELERATORプログラムをご紹介いただきました。
このようなオープンイノベーションによる新規ビジネス創出のプログラムに参加することにより、色々な技術やアイデアを持ち合わせるスタートアップ企業の皆様と出会い新たな分野での事業につながるのではないか、と考えたためです。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?

スタートアップという言葉が、社内でよくわからないものから「新しいビジネスを興そうとしている人・組織」という認識に変化し、自分たちと無縁の存在ではなく、「ビジネスパートナーになり得る可能性のある企業」として理解され大変うれしく思っています。また、スタートアップ企業の皆様のスピード感を持ってビジネスに取り組んでいらっしゃる姿を拝見し、とても刺激になりました。

—KOBE OPEN ACCELERATORを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
社内において、「スタートアップ企業とは?」という社内周知に一番時間を要しました。また、複数の担当者でブラッシュアップを行ったため、会社としての立ち位置、認識を揃えるのには時間を要しました。しかしながら、こんなに様々なアイデアや技術を有するスタートアップ企業が日本にたくさん存在することに驚き、よい刺激となりました。

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株式会社都商事ホールディングス

 

WINNERに選出された、株式会社O:

事業内容・サービス紹介
O:は体内時計を可視化できる腕時計型デバイスと、そのユーザーに対してCBT-I(不眠の認知行動療法)を基にした体内時計コーチングアプリを国立研究開発法人と共同開発しています。不眠、睡眠リズム、時差ボケ、体内時計の乱れに起因する心身不調の改善・予防をセルフケアによって実現できる社会をつくるため、これらサービスを非医療機器としてメンタルヘルス管理、労災防止用B2Bサービスとして展開していき、不眠者を減らしていくことを目指しています。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
弊社サービスと相性が良さそうな企業様の多くが、今回のKOBE OPEN ACCELERATORプログラムに登録していたため応募しました。また、企業だけでなく神戸市とも連携できるという点が、より社会的に大きなインパクトを与えることが出来ると感じたので、とても魅力的でした

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
大手企業とのコラボにより、お互い各社の良いところをかけ合わせることで、より高価値なサービスを展開することです。今回コラボさせていただく都商事さんが先行実施されているヘルスケア事業は既に多くの顧客を抱えていることもあり、また関西圏での信用度も高い企業様であることから、今回のサービスを共同で制作するという目的だけにとどまらず、その後も継続して協業させていただきたいと考えています。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
私たちの企業は東京に拠点を置いていることから、東京と神戸の物理的な距離により、頻繁に直接会う機会を作ることが出来なかったことが残念でした。今後はもっと頻繁に対面で会う機会を作っていきたいと考えています。

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株式会社O:のcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社NOMAL

事業内容・サービス紹介
「自分の人生に期待できる人を増やす」をビジョンに掲げ、200社以上での採用・組織コンサルティング、メンタルケアサービスの提供、首都圏の大学を中心としたキャリア支援を行なっています。弊社の代表サービス、Reme(リミー)は、企業と個人向けに、オンラインでのメンタルケアやカウンセラーに匿名で相談できるサービスを提供しており、同時に月間10万人以上が訪問するメンタルヘルスのウェブメディアも運営しています。カウンセラーは、臨床心理士やソーシャルワーカー、キャリアコンサルタントと幅広く、失恋や性格に関する悩み、将来のキャリアに至るまで幅広い悩みに応じています。今後は、botなどを活用した予防サービスも提供予定です。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
Reme(リミー)は、すでに約40社の企業様に導入いただいておりますが、クライアントではなく協業パートナーという立場から、Reme(リミー)の提供価値をさらに高めていきたいという考えが背景としてありました。また、事業をブラッシュアップしたり、プレゼンをして終わるのではなく、Reme(リミー)に共感してくれた企業様との協業の中で、新たな価値を生み出す機会を持つことが出来る点も魅力に感じて応募しました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
Reme(リミー)をオンライン相談プラットフォームとして捉えれば、メンタルヘルスに限らず、幅広い相談ニーズに対応できる可能性があると考えています。そこで本プログラムを通じて、仮説として持っていたアイデアを具現化し、ブラッシュアップしていきたいという思いがありました。そのため、Reme(リミー)への共感と、「まずはやってみよう」とフットワークの軽い文化を持つ企業とのコラボを希望していました。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。

実際にお会いしながら意見交換等をすることができたので、実証実験の方向性や展望等での認識を合わせながらお話を進められたことが非常に良かったと考えています。まだ神戸での発表を終えた段階でもありますので、私たちから見ると、皆様には大変協力していただき、ご尽力いただくことが出来ましたので、現段階において大変だった点は特にないと思えるくらいです。実証実験がこれから始まるので、大変なことはこれから色々と出てくるかもしれないですね(笑

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株式会社NOMAL
 

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KOBE OPEN ACCELERATOR|株式会社ケイ・オプティコム

神戸オープンアクセラレーター

神戸市では、地元関西の優良企業とスタートアップ企業の連携による新規事業創出を促進するため、2016年8月に「神戸市オープンイノベーション促進補助金」を設立し、神戸市を基盤とした地元の企業とスタートアップ企業の連携を目指す取り組みとして、「KOBE OPEN ACCELERATOR」を2017年1月23日より開始しました。地元企業として、株式会社ケイ・オプティコム、生活協同組合コープこうべ、中西金属工業株式会社、都商事ホールディングス、株式会社りそな銀行の5社が今回の取り組みに参加し、パートナーに選定されたスタートアップ企業と約半年間の協議を重ね、ついに協業プロジェクトの概要が決定しました。
インターネット、ケーブルテレビ、携帯電話サービスを中心をした通信事業を展開している、株式会社ケイ・オプティコムの担当者と、この度パートナーに選定された、株式会社O、EduVateの声をご紹介します。

 

株式会社ケイ・オプティコム

---オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけはなんですか?
当社は、インターネット、ケーブルテレビ、携帯電話サービスを中心とした通信事業を展開しています。当社は、昨年、これから新たな分野の事業展開に挑戦するため、新規事業開発の専任組織を立ち上げました。私たちは新規事業を開発にするためには、社内のみならず、社外の知識や技術を取り入れ、新しい価値を生み出すことが重要だと考えており、オープンイノベーションにより新規事業創出を目指す“crewwコラボ”を2015年9月に実施しました。第一回目のcrewwコラボを通じて、熱意あるスタートアップ企業と出会い、協議に協議を重ね、スタートアップ企業との協業を実現させた経験があるため、今回も新たなサービスやアイデアを見出すために神戸市とcrewwが共催する「KOBE OPEN ACCELERATOR」に参加しました。

---今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?
オープンイノベーションプログラムを1度開催しただけでは、オープンイノベーションによる考えを全社に一気に広めることはなかなか難しいところではありますが、新規事業開発の専任体制を整備することで、まずは色々な分野を得意とするスタートアップ企業が日本にはたくさん存在することや、彼らとの協業により、新しい分野の実証実験を重ねることで、当社にとっても事業の可能性が広がることが分かりました。さらに、crewwが間に入ることによって、スタートアップ企業の方々と対等で、密なコミュニケーションによる信頼関係を築くことができた点が新鮮、かつ、新たな発見であり、継続してオープンイノベーションプログラムを実施していこうという動きが出てきました。

---KOBE OPEN ACCELERATORを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
まず、良かった点をあげると、本プログラムを通じて、短期間で多くのスタートアップ企業のサービスを知ることができ、それぞれに対して協業アイデアを検討する機会を直接持つことが出来た点です。特にプレゼン発表会までご一緒したスタートアップ企業の方々とは、多くの時間をかけて協業アイデアをディスカッションすることで、お互いに共感できる新しい価値の創造ができたと感じています。
また、大変だった点としては、初回のプログラム開催において、協業における役割を検討する際に、当社とスタートアップ企業、それぞれが理想とするリソースやスケジュール感に相違があり、お互いが納得いく形で折り合いをつけることに少々時間がかかりました。しかしながら、crewwが私たちの間に入って話し合いを進めてくれるため、良い形で協業検討することが出来ました。
crewwはこれまで数多くのオープンイノベーションプログラムを開催されているため、プレゼンに至るまでのオペレーションがしっかりと確立されており、スタートアップ企業と短期間での協業検討ができることが非常によかったと感じています。

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株式会社ケイ・オプティコム

 

WINNERに選出された、株式会社0:

事業内容・サービス紹介
O:は体内時計を可視化できる腕時計型デバイスと、そのユーザーに対してCBT-I(不眠の認知行動療法)を基にした体内時計コーチングアプリを国立研究開発法人と共同開発しています。不眠、睡眠リズム、時差ボケ、体内時計の乱れに起因する心身不調の改善・予防をセルフケアで実現できる社会をつくるため、上記サービスを非医療機器としてメンタルヘルス管理、労災防止用B2Bサービスとして展開、不眠者を減らしていくことを目指しています。

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---KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
弊社サービスと相性が良さそうな企業様の多くが、今回のKOBE OPEN ACCELERATORプログラムに登録していたため応募しました。また、企業だけでなく神戸市とも連携できるという点が、より社会的に大きなインパクトを与えることが出来ると感じたので、とても魅力的でした。

---今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
プログラムにより、お互い各社の良いところをかけ合わせることで、より高価値なサービスを展開することです。
今回コラボさせていただくケイ・オプティコムさんが先行実施されているヘルスケア事業は既に多くの顧客を抱えていることもあり、また関西圏での信用度も高い企業様であることから、今回のサービスを共同で制作するという目的だけにとどまらず、その後も継続して協業させていただきたいと考えています。

---大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
私たちの企業は東京に拠点を置いていることから、東京と神戸の物理的な距離により、頻繁に直接会う機会を作ることが出来なかったことが残念でした。今後はもっと頻繁に対面で会う機会を作っていきたいと考えています。

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株式会社0:のcrewwページ

 

WINNERに選出された、EduVate

事業内容・サービス紹介
“次世代を担う人づくり”を理念に、保育施設での幼児向け習い事プログラムの開発、習い事メニューのラインナップ及び運営サポートをする、習い事サービスプロバイダー事業を展開しています。
事業コンセプトを幼児向けの“学びの百貨店”としており、習い事のラインナップに加え、エデュベート式の思考学習法を活用したプログラムを開発している点が大きな特徴です。

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---KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
私たちはスタートアップ企業のフェーズとしては初期段階で、起業準備中です。私たちは、グロービス経営大学院の研究プロジェクトにより調査、インタビューを重ねて作り上げたビジネスプランをどうにかして事業に結び付けたいと考えていました。そんな中、グロービス経営大学院の先輩より、KOBE OPEN ACCELERATORをご紹介いただき、私たちの得意とする分野と企業様のニーズがマッチすれば大きなチャンスが生まれるのではないかと思い応募しました。

---今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
私たちが今回実現したいことは、お互いに得意とする部分、無い部分をかけ合わせることで、1+1が3にも5にもなるような大きな可能性の果実を作り上げることです!
両社が目指す方向性や世界観を、お互いにワクワクしながら共有することが出来た時、初めて新たな価値観を共有することができ、新しい取り組みにチャンレンジしていく原動力になるのではないか、と考えています。これらを実現する為には、密なコミュニケーションをとり、誠心誠意での意見のぶつけ合いが必要です。
私たちは幸運にも本プログラムを通じて理想的なパートナーとなる企業様と出会うことが出来ました。

---大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
良かった点は、迅速に双方情報を交換しつつも、本音を言い合うことが出来たため、進む方向性をきちんと合わす事が出来た点です。そういう意味では、正直なところ、あまり大変さを感じたことはありませんでした。あえて一つあげるとすれば、最初のフローにおいてcrewwのプラットフォーム上でしかやり取りが出来なかったことが、もどかしかったですね(笑)

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EduVateのcrewwページ

 
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KOBE OPEN ACCELERATOR|神戸市役所|りそな銀行

神戸オープンアクセラレーター

神戸市では、地元関西の優良企業とスタートアップ企業の連携による新規事業創出を促進するため、2016年8月に「神戸市オープンイノベーション促進補助金」を設立し、神戸市を基盤とした地元の企業とスタートアップ企業の連携を目指す取り組みとして、「KOBE OPEN ACCELERATOR」を2017年1月23日より開始しました。地元企業として、株式会社ケイ・オプティコム、生活協同組合コープこうべ、中西金属工業株式会社、都商事ホールディングス、株式会社りそな銀行の5社が今回の取り組みに参加し、パートナーに選定されたスタートアップ企業と約半年間の協議を重ね、ついに協業プロジェクトの概要が決定しました。

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神戸市役所

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけはなんですか?またその中でcrewwコラボを採用したのはなぜですか?
神戸にイノベーションのエコシステムを形成するために、神戸市ではスタートアップ企業の集積、育成を支援する様々な取り組みを進めています。その中でも会社・組織を超え、地元企業とスタートアップ企業の連携によるオープンイノベーションの取り組みが重要であると考え、2016年8月に「神戸市オープンイノベーション促進補助金」を創設しました。
今回はcrewwの通常のコラボとは異なり、神戸を中心とした地元企業複数社とスタートアップ企業のコラボという、地元への波及効果が期待できる大変魅力的なプロジェクトを、本制度を活用する形でcreww様にご提案いただけたので、KOBE OPEN ACCELERATORの実施にいたりました。

—KOBE OPEN ACCELERATORを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
企業、スタートアップ企業、ともに積極的にプログラムに取り組んでいただき、相乗効果を期待させるプロジェクトが多く生まれたこと、また、ある企業からはもう一度プログラムを実施したいという声もあったことから、一定の成果が生まれたと考えています。一方で、最終発表会までたどり着けなかった企業が生まれてしまった点については、今後継続してこのような取り組みを行うためにも、振り返りを行う必要があると思っています。また、最終発表に至ったプロジェクトの中では、業務として連携していないケースも散見されたため、もう少し議論のスピードを進めたり、シナジーが生まれるようなサポートが必要だと感じました。

—今後、オープンイノベーション、スタートアップ支援、オープンイノベーションプログラムに対してどのような取り組みをしていきたいですか?
すでに実施している500startupsのアクセラレーションプログラム「500 Kobe Accelerator」や、神戸スタートアップオフィスでのアクセラレーションプログラムを継続して進めていくとともに、神戸にイノベーションのエコシステムを創出したいと考えています。そのためには、直接的なスタートアップ企業支援の取り組みだけでなく、今回のスタートアップ企業と地元企業の連携によるオープンイノベーションの取り組みや、行政とスタートアップ企業の連携によるオープンガバナンスの取り組みなどに積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

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神戸市

 

りそな銀行

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけはなんですか?
新規ビジネスの創出に向けて、スタートアップ企業を始めとした他社との連携の必要性を強く感じておりました。
加えて、本プログラムは神戸市が牽引するものであり、地方創生の観点からも弊社との親和性の高いプログラムだと判断し、参加に至ったものです。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?
他社の知見を最大限に生かした新規ビジネスの創出に向けて、社内体制の構築に踏み出せたと考えております。
また、スタートアップ企業と貪欲に接点を持っていこうとする姿勢が、一部ではありますが社内に浸透し始めているとも感じております。

—KOBE OPEN ACCELERATORを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
新規ビジネスの創出に向けた協議を進めるなかで、社内にはない斬新な発想に触れることができ、そのうえで、新規ビジネス創出に向けては、「イコール・パートナーシップ」で臨むことが何よりも重要であるとの認識を社内で共有することができました。
一方、各企業固有の文化や、社内決定プロセスの違い等に戸惑うことも多く、当初は意思疎通の難しさを実感するところとなりました。

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りそな銀行

 
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KOBE OPEN ACCELERATOR|生活協同組合コープこうべ

神戸オープンアクセラレーター

神戸市では、地元関西の優良企業とスタートアップ企業の連携による新規事業創出を促進するため、2016年8月に「神戸市オープンイノベーション促進補助金」を設立し、神戸市を基盤とした地元の企業とスタートアップ企業の連携を目指す取り組みとして、「KOBE OPEN ACCELERATOR」を2017年1月23日より開始しました。地元企業として、株式会社ケイ・オプティコム、生活協同組合コープこうべ、中西金属工業株式会社、都商事ホールディングス、株式会社りそな銀行の5社が今回の取り組みに参加し、パートナーに選定されたスタートアップ企業と約半年間の協議を重ね、ついに協業プロジェクトの概要が決定しました。

安全・安心なPB商品の開発はもちろん、環境や福祉など多彩な事業や活動を行い、誰もがいきいきと生活できる社会をめざしている生活協同組合コープこうべの担当者と、この度パートナーに選定された、株式会社シマント、ためま株式会社の声をご紹介します。

 

コープこうべ

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけはなんですか?
神戸市より本プログラムをご紹介いただき、私たちが参加することで、スタートアップ企業との協業により生み出された先進的な技術、アイデア、ノウハウ等を蓄積できると考えたためです。また、プロジェクトに関わる職員のマインドや働き方にもイノベーションをもたらす可能性があると考えたためです。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?
今回のプログラムに参加する以前は、スタートアップ企業は、ICTを核に短時間での成長可能性が高く、非常に勢いがある小集団企業、という感じがしていましたが、様々な分野において、それぞれ得意とする分野があるとともに、単純にビジネスを成功させたいというだけではなく、社会を良くしたいという志をもって起業された方々も多いという事実に新鮮さや、驚きを感じました。「スタートアップ企業」と一括りにすることで正確な理解を妨げる可能性が高いと感じています。

—KOBE OPEN ACCELERATORを開催するに至る過程で、良かった点、大変だった点(例えば社内への周知や調整、承認を得るなど)があれば教えてください。
オープンイノベーションプログラムに取り組むのは初めてだったことから、組織内においては、スタートアップ企業に対する理解が浅く、どのようなシナジーの下、共創できるのか等、着想までに時間がかかることもあり、積極的な賛同を得ることが難しいことがありました。

—KOBE OPEN ACCELERATORを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
特に大変だった点ということはありませんでしたが、一度、オフラインでの打合せを設定することができれば、飛躍的に相互の理解が進むと感じました。

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生活協同組合コープこうべ

 

WINNERに選出された、ためま株式会社

事業内容・サービス紹介
近年、財政の縮小や公共団体の人的不足により、地域・社会コミュニティの衰退が著しく、無縁社会や生活面での孤立が進行しています。ためまは、それらの課題を解決するため、地域活動の見える化を実現させるスマートフォンアプリ「ためまっぷ」の仕組みを開発しました(特許出願中)。「ためまっぷ」は、様々な地域活動の紙チラシの写真画像にマップや日付を連動させます。その結果、簡単な投稿と検索により、地域内の情報流通を活性化させます。私たちは、これらの活動を通じて、誰もが地域の中であたたかくつながることのできる社会の構築を目指しています。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
行政(神戸)がオープンイノベーションの取り組みに熱心であることに魅力を感じたからです。さらに、優良地場団体であるコープこうべ様が阪神大震災を乗り越え、100年続く生協を目指す中で、未来へ向けての取り組みとしてオープンイノベーションの取り組みを検討されているという点にも魅力を感じました。また、コープこうべ様は、地域の組合同士の助け合いから生まれた団体様であるということを伺い、私たちのコーポレートビジョンにもマッチすることから、非常に興味を持ちました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
私たちの目指す社会は、誰もが地域の中であたたかくつながることのできる社会です。
地域ごとの組合員、職員の方々の意識改革と地域交流の実現のために、地域内の情報インフラ整備を行います。また、コープこうべ様の店舗、配送網、地区活動事業、組合員の方々の協力を賜ることが出来るよう、現地でのサポートにも積極的に参加します。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
ご担当者様が、地域持続のために生活圏域で私たちにはない20年以上のご経験と課題意識をお持ちで、コラボレーションは大変刺激的でやり甲斐がありました。同じ西日本とはいえ、弊社拠点と物理的に距離があるため、なかなか頻繁にお会いすることは難しいですが、そのような点にも深くご配慮をいただき、また、積極的に組織内において円滑に物事が進むよう調整いただいているので、とてもありがたく感じています。

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ためま株式会社のcrewwページ

 

WINNERに選出された、株式会社シマント

事業内容・サービス紹介
シマントは、マルチバリューデータベースマネジメントシステムを基盤とした製品販売・サービスを提供します。
社内で活用できていないビッグデータの高速処理と自動化(RPA)を実現することで、業務効率化によるコストダウンとデータの有効活用による売上UPの実現をサポートします。

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—KOBE OPEN ACCELERATORに応募しようと思った決め手を教えてください。
神戸市が、関西を基盤とする大手企業を取りまとめるという取り組み趣旨が面白いと思ったのがきっかけです。また、神戸市に対して、以前から500startupsと組み、スタートアップ企業に対して、先進的な取り組みをしているというイメージがあったため応募しました。

—今回のKOBE OPEN ACCELERATORを通して実現したかったことは?
まだまだビッグデータの有効活用事例は不足していると思っています。その中で、企業内の“顧客データ”という情報資産が現在有効に活用されていない現状を、弊社の技術・サービスを使ってどのように有効化できるか?その成功事例・ユースケースを今回のプログラムを通じて世の中に提示したいと思っています。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えてください。
弊社は何度かオープンイノベーションプログラムに取り組んでいますが、通常、「大手企業が今何に関心を寄せているのか?」、「何を実現したいと思っているのか?」を探り出すのが大変です。しかし、今回のKOBE OPEN ACCELERATORは、その点を早期に開示頂けた点がとても有効なプログラムを創出する上でよかったと思います。

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株式会社シマントのcrewwページ

 
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「チャットボット」が変える日常。大手企業と組んで新しいインフラに【後編】

株式会社コンシェルジュ 代表取締役 太田匠吾氏

後編では、太田社長が東京大学大学院を卒業されてから証券会社や政府系ファンドを経て、スタートアップ創業に至るきっかけや、crewwコラボ等を通じた大手企業との取り組みなどについて語っていただきました。

―― 太田社長は東京大学大学院で農学生命科学を専攻していますが、研究畑を歩んで来られたのですか

もともと新しいもの好きで、最先端の研究に触れたいということで生命科学の分野に興味を持ちました。残念ながら、大学や大学院で学んだ農学生命科学とこれまでの仕事は直接的には関係なかったですね(笑)。ただ仮説検証を繰り返すロジカルシンキングという点では役にたってはいます。

大学院へは行ったものの研究職よりもっと一般の人にインパクトを与える仕事に就きたいと感じたのと、すぐに経営層に近い仕事をしてみたいと思いから、JPモルガン証券へ就職しました。3年半の勤務でM&Aの業務に携わらせてもらって、色々な企業経営者の挑戦にお付き合いさせていただいたことが、いまのチャレンジに繋がっていますね。

―― その後、特許事務所での勤務を経て、政府系ファンドの産業革新機構で5年勤めた後に起業しています

親が弁理士事務所を経営していまして、そこを少し手伝いました。後に特許調査サービス会社「IPQuest」で起業したのはこの時の経験があります。知的財産の分野こそ、過去の登録内容などを調べるうえで人間よりもAIの力が大きく役に立つ、と感じて現在のAI分野での事業にもつながっています。
親の事務所を1年ほど手伝ったのですが、業務内容を考えるとどうしても型にはまった仕事にならざるを得ない、と感じた末に産業革新機構へ飛び込み、5年ほどお世話になりました。

産業革新機構では投資部署にて液晶ディスプレイのジャパンディスプレイさんも担当もさせていただき、おかげで米アップルさんとの交渉を経験することもできまして、日々多忙でしたが良い経験でした。

ただ、投資実務を経験する中で、投資する側が基本的に“サラリーマン”であるため、起業家の真の気持ちが分からない部分に葛藤を感じることが多々あり、「自分で実際にやってみなければ」と起業を決断しました。大学生の頃から「何かやらねば!」と思って過ごしてきたことも後押ししたのかもしれません。

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2016年に創業したコンシェルジュの公式サイト

―― まだ成長途上にあるといえるチャットボットですが、コンシェルジュさんでは、すでに複数の大手企業へサービスを導入していますね
昨年(2016年)8月に行われたcrewwコラボに参加したところ、紳士服のはるやま商事さんに採択いただき、今年(2017年)1月に「はるやま就活」LINEアカウントをリリースしました。

はるやま就活LINEアカウントでは、LINE上でスーツの着こなしやビジネスマナーなどをー問一答形式で回答するもので、スーツに着慣れていない就活生を対象としています。これまではるやま商事さんが蓄積されているデータを用いて応答を自動化し、店舗の就活アドバイザーとやりとりをしているようなイメージに仕上げています。

また、まだ表には出せない段階なのですが、インフラ企業や不動産会社からも興味を持っていただいており、お客さまの問い合わせに24時間リアルタイムで対応できる仕組みを構築しているところです。不動産物件への問い合わせがあれば、チャットボットによって即座に返答するというイメージです。

その他、crewwのコラボを通じたものではありませんが、昨年11月からニッポン放送さんの著名番組「オールナイトニッポン」の「カノエラナのオールナイトニッポンモバイル」にもLINEを使ったチャットサービスを導入いただいています。昔はラジオ放送というとリスナーがハガキを投稿していましたが、このサービスでは対話形式でメッセージ投稿が可能となっていて、最近の若いリスナーさんには好評のようです。

―― crewwコラボでは多くの大手企業から熱い視線を浴びているコンシェルジュさんですが、これまでの経験から大手と付き合ううえでのアドバイスをお願いします

crewwコラボもそうですが、単なる“下請け”ではなく対等関係であれ、ということでしょうか。「何でもやれます」という部分を見せるのではなく、自らがコアとする部分を見極めたうえで提案するのが上手くいくのではないでしょうか。

crewwさんに関してはコラボ以外の部分でもいろいろな話をいただいたり、担当者とつなげていただいたりして非常に助かっています。これからもコラボがあれば積極的に応募していこうと思っています。

―― ありがとうございました

 
株式会社コンシュルジュのcrewwページ
 
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セブン銀行アクセラレーター2017

あなたの生活をもっと便利に!スタートアップと創る新サービス。

2017年2月6日にエントリー開始されたセブン銀行アクセラレーター2017では「あなたの生活をもっと便利に!スタートアップと創る新サービス。」を募集テーマに掲げ、インバウンド向けサービス、ATMの新たな活用方法、B2C、C2Cの新たな決済サービスなど、金融以外の分野での新たなカスタマーバリューの創出を広く募集しました。
第2回目のcrewwコラボ実施となったセブン銀行と、この度WINNERに選定された株式会社フーモア、ためま株式会社の声をご紹介します。

株式会社セブン銀行

—オープンイノベーションに取組もうと思ったきっかけは?
以前からセブン銀行では、既存の金融サービスだけではなく、ライフスタイルの変化や時代のニーズに合った新しいサービスの展開を検討していたことから、スタートアップ企業と新規ビジネスをオープンイノベーションによって創出することを目的としたcrewwコラボを昨年初めて実施してみました。
我々にはない視点でセブン銀行のアセットを評価してもらうことができ、スタートアップ企業の斬新なアイデアによって素晴らしい取り組みが出来た実感と手ごたえから第2回目のcrewwコラボを実施する運びとなりました。

—セブン銀行アクセラレーター2017を通して、オープンイノベーションに対する考え方、スタートアップに対する理解など、御社内で変わった点はありますか?
我々大手企業にはない鋭い視点や斬新なアイデア、すぐれた技術を有するスタートアップ企業がこんなにたくさんあることに驚いたのを覚えています。
今回は第2回目の実施となりますが、前回の手ごたえと成果の実感に劣ることがない素晴らしい取り組みだったと考えます。

—セブン銀行アクセラレーター2017を進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい
昨年の実績があったので、2回目となる今回は、前回の反省点を生かしながらスムーズに進める事ができました。
短期間プロジェクトとしてとらえるのではなく、今後は実績を積み重ね成果としてのアウトプットを出していけるよう全力で取り組んでいきたいと考えています。

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セブン銀行アクセラレーター2017

 

WINNERに選出された、株式会社フーモア

事業内容・サービス紹介
クラウドソーシングのかたちでマンガを作る。しかもスマートフォン時代のマンガを作る。それが弊社のサービスです。イラスト制作・3DCG制作のクラウドソーシング事業により、ここ数年で事業拡大を行ってまいりました。そのリソースを使い、現在、社長肝いりのマンガ事業に力を入れており、実績も積み上げてきています。

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—セブン銀行アクセラレーター2017に応募しようと思った決め手を教えてください
私たちはマンガ制作事業おいて、すでに金融領域での実績があり、分かりにくいものを分かりやすく伝えるコンテンツとして「マンガと金融は相性が良い」ということを経験値から感じていました。合わせて、自社で制作した作品をもっと多くの人に届けたいという想いがあり、豊富なタッチポイントを持つ企業と協業できればと考えていたため、セブン銀行様のATMは私たちにとって非常に魅力的でした。

—セブン銀行アクセラレーター2017を通して実現したかったことは?
セブン銀行様のATMや店舗、アプリと連携することで、クリエイティブの力をより多くの方に体感して頂くことです。企業側、お客様双方に感動を与えられる作品を生み出したいと考えています。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい
crewwコラボにエントリーし、書類選考を通過した後、大手企業様側の課題を対面で聞かせて頂くことができたので、温度感が伝わり非常に良かったと感じています。
大変だと感じたのは、募集ページの情報やメールだけのやり取りだけでは、どうしてもお互いの思惑が相反してしまうケースが多い点です。
今回は直接お会いしてお話しさせて頂く機会があったので弊社にとってもきちんとした提案ができましたし、双方にとって非常にプラスになったと感じています。

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株式会社フーモアのcrewwページ

 

WINNERに選出された、ためま株式会社

事業内容・サービス紹介
近年、地域・社会コミュニティの衰退とともに無縁社会、水面下での生活面での孤立が進んでいるが、公共サービスは財政縮小や人的不足から維持が困難となりつつあります。
そのため、自立し持続する地域コミュニティに資することを目指して、地域活動のチラシ画像にマップ、日付を連動させ、簡単な投稿と検索を実現するスマートフォンアプリ「ためまっぷ」の仕組み(特許出願中)を開発普及して、誰もが地域の中で暖かくつながれる社会を、全国・世界で構築していく取り組みを行っております。

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—セブン銀行アクセラレーター2017に応募しようと思った決め手を教えてください
スタートアップコミュニティcrewwからのエントリー募集を見て全国に設置されているセブン銀行様のATMに弊社が情報を発信している地域行事(町内会行事など)が表示されたら面白いな、と思ったことがきっかけです。
セブン銀行様がオープンイノベーションによって既存の金融サービスだけの枠にとらわれず、新しい新規事業を創出したいと考えていらしゃる柔軟なお考えに当初は正直驚きがありましたが、既存事業においても全国展開されている企業力は弊社に持ち合わせない、さすが”大手企業”だな、というところでもあり、弊社の得意とする分野で金融関連サービスの連携ができるのではと考えました。

—セブン銀行アクセラレーター2017を通して実現したかったことは?
昨今地域社会、コミュニティの衰退とともに、”孤立”が進んでいる現状があり、そのような人口減に対応した生活スタイルの改革を提案することで”孤立”ではなく開かれた地域情報やインフラを構築し、地域、ひいては世界がつながるお手伝いをしたいと考え「ためまっぷ」(特許出願中)を開発しました。
セブン銀行様との取り組みでは、全国に展開されているATMと決済システムや企業力。また、アプリと連携することで全国の地域と交流が生まれる仕組みを作りたいと考えています。

—大手企業とオープンイノベーションプログラムを進行する上で、良かった点、大変だった点があれば教えて下さい
まだ現時点ではこれから詳細を検討する段階ですが、セブン銀行様はオープンイノベーションによる新規ビジネスの創出に関する経験をお持ちなので、不慣れな私たちのペースにいつもご配慮いただき、私たちが大切にしている理念の方向性を変えることなく、尊重してコラボを検討いただいていることに大変感謝しています。

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ためま株式会社のcrewwページ

 
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「チャットボット」が変える日常。大手企業と組んで新しいインフラに【前編】

株式会社コンシェルジュ 代表取締役 太田匠吾氏

人工知能(AI)の進化とともに生まれたのが自動でリアルタイム対話を行ってくれる「チャットボット(chatbot)」。チャットボットにより、“日常”を変えることも期待でき、ユーザにはこれまでにない高度な体験を提供できる存在として、グーグルやFacebook、マイクロソフト、日本でもLINEやNTTドコモなどが相次ぎ参入しています。そんななか、高性能な自動応答システムを独自に開発し、crewwのオープンイノベーションプログラムを通じて複数の大手企業に採用されるなど熱い視線を浴びるスタートアップが2015年に創業した株式会社コンシェルジュ(ConciergeU=東京都中央区)です。東京大学大学院を修了後、JPモルガン証券や産業革新機構を経て起業した経歴を持つ太田匠吾さんに話をうかがいました。

―― 日々の生活を変革しうるテクノロジーとして「チャットボット」が話題を集めています。投げかけた質問に対し、人工知能(AI)によって自動的に答えてくれる、というイメージが強いのですが、太田社長ご自身はどのようにとらえていますか

一般的に言えば「通信」と「ロボット」を合わせたものがチャットボットで、確かに双方向コミュニケーションを自動で行うという存在です。

ただ、チャットボットに「何をやらせるか」によって特徴は変わってきます。ユーザの質問に対する返答を行わせるのか、弁護士などのようにアドバイスを行うのか、エンタテイメント的に楽しませるのかなど、役割が色々ありすぎるためか、チャットボットの定義もばらばらです。それだけに「簡単なものではない」と捉えています。

“自動化”という部分で見ても、扱うデータがテキストなのか画像なのか、音声なのかによっても変わってくるでしょう。画像の場合は、「猫」が写っていることをAIが学習すれば、それは次から猫として認識してくれますが、テキストの場合はやっかいです。たとえば会話の中で「crewwってヤバいよね」という言葉が出てきたら、どう捉えるべきでしょうか。

もし、株式上場した直後だったら良い意味でしょうし、悪い決算を発表した後だったらネガティブな可能性が高い。シチュエーションやタイミング、発言者の属性や対話する相手によっても意味合いが変わってくるわけですが、これを捉えるのがなかなか難しい。AI技術で先行するIBMでもグーグルでも同様の状況です。現状では技術が追い付いておらず、人がやり取りしたほうが速い、という面もあります。

私たちはその難しいテキスト解析、「自然言語処理」と呼ばれる分野を専門としています。従来からある「ルールベース」「機械学習」と呼ばれる仕組みも用いながら、AIによって会話を学習して賢くする、というアプローチによってサービスを構築しているところです。


コンシェルジュでは高性能な自動応答サービスを提供している

―― そのチャットボットですが、様々な業界で活用が進んできているようですね。この現状について貴社の視点からはどう感じておられますか

チャットボット全体の現状を言いますと、AIを使った先端技術研究の一環としてさまざまな試作サービスを作ること自体は可能ですが、自然言語処理の壁などもあり、先進的なものを“量産化”し定常的に使えるようにするまでには、まだ時間がかかるのではないかと感じているところです。

ただ面白い活用も進んでいまして、私たちが作ったものではありませんが、大阪の近畿大学では、同大学のOBでもあるつんくさんが質問に答えてくれる簡単なチャットボット的なコーナーがあり口調もつんくさんをイメージしていて、エンターテイメント的な使われ方をしていて結構面白いですよ。

こうしたサービスを作ること自体はそれほど難しくはありませんが、AIやテクノロジーというよりも、脚本作家といいますか、こう質問されたら、こういう口調でこんな内容を答えるというように“会話”を面白くするストーリーを書く能力も重要かもしれませんね。

 
株式会社コンシュルジュのcrewwページ
 
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4月25日(火)「オープンイノベーションカンファレンス2017」レポート【後編】

creww「オープンイノベーションカンファレンス2017」開催

オープンイノベーションカンファレンス2017の後半は、いよいよ「Creww Award 2017」の発表。これまでに実施したオープンイノベーションプログラムから生まれた大企業とスタートアップの取り組みから事前に7社を選考。当日はその中から最も優れた協業事例として、Creww Awardを受賞する1社を決定した。その様子をレポートとしてお届けしたい。

Creww Award 2017

オープンイノベーションカンファレンスの最後を締めくくるのは「Creww Award 2017」。 「成長性」「シナジー」「将来性」の3項目を基準に事前審査で選ばれた7社から、Crewwアワードを決定しました。プレゼンテーションは、協業したスタートアップ企業と大企業がペアになり行いました。まずは、事前審査を通過した7社を紹介していきます。

株式会社Z-Works × キヤノンマーケティングジャパン株式会社

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「Z-Works」と「キヤノンマーケティングジャパン」は“健康寿命を10年伸ばす!”をテーマに掲げ、Z-WorksのIoT介護支援システムをキヤノンマーケティングジャパンの販売網を通して拡販を狙い共同でZ-Worksの介護システムを広げるプロジェクトが進行中で、将来的にはキヤノンの持つ画像認識技術やカメラを通して、広く介護領域でのイノベーションを狙っていくと発表しました。

ドレミング株式会社 × 株式会社セブン銀行

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「ドレミング」と「セブン銀行」は、世界中の銀行口座を持たない低所得者などに向け、働いた分の給与を即払いするシステムを構築する共同プロジェクトを発表。ドレミングは働いた分の給与(手取額)で買い物ができる決済手段を開発、セブン銀行のリアルタイム振込などと連携し、働いた分の給与を即座に労働者が手に入れる仕組みを考案し、今後はグローバルでの展開を目指しています。

FacePeer株式会社 × 株式会社ケイ・オプティコム

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「FacePeer」と「ケイ・オプティコム」は、両者の強みを活かしたクラウド通訳サービスを共同で作り出しました。FacePeerはFaceHubというビデオチャットプラットフォームを構築しており、それをケイ・オプティコムが利用する形で、主婦らが参加するクラウドソーシングサービス「うるるBPO」も巻き込み、ビデオチャットを利用したクラウド通訳サービスを展開。インバウンド市場などを狙い全国へサービスを展開していきたい、と発表しました。

フューチャースタンダード株式会社 × オリックス・レンテック株式会社

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フューチャースタンダードは、安価になった小型カメラ等に向けたミドルウェアを開発し、画像解析技術によるサービスを提供するスタートアップで、レンタル事業からソリューションカンパニーを目指しているオリックス・レンテックと連携し、交通量調査や防犯を目的としたソリューション展開をするプロジェクトについて発表しました。

プログレス・テクノロジーズ株式会社 × 東京地下鉄株式会社

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プログレス・テクノロジーズと東京メトロでは、視覚障がい者に向けた安全を提供するプロジェクトを発表しました。プログレス・テクノロジーズは最新のテクノロジーを駆使し様々な機器の設計開発に携わるスタートアップで、その技術力を東京メトロのお客様の安心と安全に役立てたいと考え、協業が実現。視覚障がい者の持つスマートフォンなどのデバイスへ、AI・画像認識・ビーコン等を利用し、様々な情報を提供。危機回避を促しながら、道案内を行うことにより、視覚障がい者が安心してお出かけできる社会の実現を目指します。

LEAPMIND株式会社 × ジーエフケーマーケティングサービスジャパン株式会社

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「LEAPMIND」と「ジーエフケーマーケティングサービスジャパン」は、LEAPMINDの持つディープラーニング技術をマーケティングに応用し、BtoBのマーケティングサービスを立ち上げました。SNSに大量に投稿された画像を、LEAPMINDが得意としているディープラーニングで解析し、ユーザーの消費動向や商品の評価などを分析。これまでに無い新しいマーケティング情報を企業に提供していくことを目指しています。

株式会社Warrantee × 株式会社オートバックスセブン

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「Warrantee」と「オートバックスセブン」は、オートバックスセブンの顧客向け車両管理プロジェクトを発表。Warranteeは、家電などの保証書をクラウドで管理するアプリを開発しており、そこで培ったノウハウをオートバックスセブンと組み車両などにも活かしていく考えです。将来的には、アプリを利用するユーザーへ、保険のレコメンドやメンテナンス情報の提供、乗り換え時期の提案等を行えるようにしていきたいとのことでした 。

Creww Award 2017発表!

審査をするのは、経済産業省 経済産業政策局 新規産業室 新規事業調整官石井芳明氏、株式会社電通ビジネス・クリエーション・センター ポートフォリオ・マネジメント室長 久保田純一郎氏、株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ ジェネラルパートナー、最高執行責任者(COO)今野穣氏の3名。全チームに票が割れ、審査は大変難航したといいます。

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そしてCreww Award 2017には、ドレミングアジアとセブン銀行のプロジェクト取り組みが選ばれました!

経済産業省石井氏は、「本アワードの選考基準である『成長性』『シナジー』『将来性』に優れていることと、グローバル展開におけるビジネスモデルとして魅力が高い取り組みであったことが決め手となった。いずれもすばらしいビジネスモデル。本日発表された皆さまには、ぜひオープンイノベーションのトップランナーとして飛躍してほしい」と締めくくりました。


Creww Award 2017 WINNER

ドレミング株式会社のcrewwページ

Creww Award 2017 FINALIST
株式会社Z-Worksのcrewwページ
FacePeer株式会社のcrewwページ
フューチャースタンダード株式会社のcrewwページ
プログレス・テクノロジーズ株式会社のcrewwページ
LEAPMIND株式会社のcrewwページ
株式会社Warranteeのcrewwページ


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